主演女優賞は“恋あた”森七菜 最終回は『台本にはなかったけれど、どうしても涙が』
森自身は「恋愛に熱くなるタイプではないと思います」
――第5話で、浅羽が解任されて車で去っていく際、樹木が「好きなの!」と叫ぶ場面も印象的でした。
あの場面は、めちゃくちゃ大変でした(笑)。車を使う大掛かりな撮影だった上に、気持ちの負担も大きかったし、とてつもなく長い時間に思えました。でも、とっさに「好きなの」と言っちゃうほどの気持ちを保てる、それだけの思い入れは既にありました。
第5話では、もう自分がかなり樹木に寄っていました。めちゃくちゃスイーツを食べて、自然にあぐらをかいちゃうような(笑)。私は、自分から「好き」と言えるタイプではないけれど、その時は樹木に似てきていたので「今、恋しちゃったらやばいだろうな」と無駄な心配もしました(笑)。
――樹木と森さんの恋愛観は元々違うタイプなのですね。
樹木は、あれで意外と“彼氏が途絶えない”子(笑)。私も小中学校の頃は好きな子がいて、小学校のときは1年に1回ぐらい好きな人が替わっていましたけれど(笑)、恋愛に熱くなるタイプではないと思います。樹木のように衝動的に告白したり、好きな人のことを思って涙したりということは、今のところありません。
――そんな森さんから見て、樹木の社長に対する気持ちはどんなものでしたか?
やっぱり特別なものですよね。ある程度は恋愛してきた樹木の中でも、前例のないぐらい。出会ったときから格別な…その特別な感じは、中村さんの醸し出す空気感が、自然にそう思わせてくれました。
――中村さん演じる社長も、SNSなどで注目を集めていました。
前半はクールだったからこそ、後半になって樹木と社長のもつれた関係がほどけてきたり、社長がコンビニでバイトするところに、皆さんが親近感を持ってくれたのではと思います。
中村さんが笑わせに来るときは、すごく面白かったですね。特に第7話、古い家のトイレを借りて電気が消えてしまい、お化け屋敷のような状態に二人でビビるシーン。「一緒にお芝居して楽しい!」と思いました。中村さんは、台本の部分が終わっても演技を続けるんですよ、笑わそうとして。私は笑いをこらえるのではなく、樹木として素直に笑っていました。だって、楽しいものは楽しい。その感覚は徹底していたので、アドリブのやり取りがそのままOAされたところもあります。その部分は、ぜひBlu-ray&DVDの特典映像を見てください!(笑)
<DVD/Blu-ray情報>
この恋あたためますか
出演:森 七菜, 中村倫也, 仲野太賀, 石橋静河, 飯塚悟志
発売予定日:2021年6月25日
DVD BOX
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Blu-ray BOX
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