プリティ原を演じる井之脇海「食べ物を見るのが嫌になりながら…(笑)」<俺の家の話>
もっとプリティをプリティに…(笑)
――プリティ原を演じるにあたり意識していることや、体づくりなどについて教えてください。
プロレスラーの役なので、まずはちゃんとレスラーに見えるような体になるために、長瀬さんをはじめプロレスチームの皆さんと相談をしながら準備しました。僕の以前の体重は60キロくらいだったんですけど、今は75キロくらいまでウエイトを上げて。トレーニングと…あとはご飯を一日6食ぐらい食べて。もう食べ物を見るのが嫌になりながら(笑)“食トレ”をしていました。
プリティは宮藤(官九郎)さんの脚本によくいる一生懸命なアホといいますか…“愛すべきバカ”だと思っているので(笑)。プロレスシーンも含めて、ちょっと物語のスパイスになるような存在になれたらいいな、と。いつもの自分がいるテンションの幅からひとつ飛び出してみようと意識しながら、撮影に挑んでいます。
あとはやっぱり名前がプリティなので、かわいくできれば(笑)。
――反響はいかがですか?
自粛期間になってからインスタグラムを始めたのですが、そこにファンの方やドラマを見てくれた方からコメントをいただいて。自分が演じたもののリアクションがすぐに返ってくるというのはうれしいと感じましたし、頑張りがいがあります。
もっとプリティをプリティにしようと思いました(笑)。
――そんなプリティに共感する部分、あるいは異なる部分はありますか?
僕も好きなものになると熱中するところがあって…例えば映画の話とかを友だちとしていると止まらなくなってしまって、気付いたら映画愛を語り過ぎてしまったり。なのでプリティの一線超えたらゾーンに入っちゃう、周りが見えなくなっちゃう感じは分かりますね。
異なる部分は…基本的に似ていないんですけど(笑)。人との距離の縮め方とかは特に似てないです。
僕はどこか一歩引いたところから入ってしまうんですけど、プリティはたぶん最初からゼロ距離でいけるようなタイプ。そこはうらやましいというか、プリティみたいな人に時々はなりたいな、と思います。