<青天を衝け>吉沢亮“栄一”の機転に視聴者喝采「スカッとした!」公式が史実と明かす
吉沢亮主演の大河ドラマ「青天を衝け」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第5回「栄一、揺れる」が3月14日に放送された。姉・なか(村川絵梨)の縁談を巡る騒動で、栄一(吉沢)が見せた見事な機転に視聴者からは「スカッとした!」の声が続出。「#青天に衝け」がTwitterトレンド世界一になるなど大きな反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
「修験者様、これどういうことだい?」
「青天を衝け」は、資本主義の父と称され、新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一の生涯を描く。同時に、やがて主君となる江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(草なぎ剛)とのかかわりも、印象的に描かれていく。
第5回では、なかに縁談の話が持ち上がったものの、その相手方の家に憑き物(つきもの)がいる、という迷信的な理由で伯父・宗助(平泉成)たちから反対され、渋沢家は大騒ぎに。修験者が押しかける事態となった。栄一が疑いの目で見ていると、修験者は「この家には無縁仏がある。ほこらを立てて、崇め奉るべし」という。栄一は、立ち上がって言った。
「一つお伺いしたい。その無縁仏が出たのはおよそ何年前のことでしょうか。そのころの年号は?」「偉ぇ神様が無縁仏の有り無しは知ってて年号は知らねぇなんてことはあるはずねぇ。修験者様、これどういうことだい?」
栄一に突っ込まれてボロを出した修験者が「神をも恐れぬ不届き者め!」とわめきたてると、栄一は「俺は人の弱みに付け込む神様なんかこれっぽっちも怖くねぇ。うちの姉さまだってそんなに弱かねぇぞ。こんな得体の知れねぇもんで一家を惑わすのは金輪際御免被る。とっとと帰れ!」と一行を追い出した。