<おちょやん>涙の名演…!杉咲花×トータス松本に反響続々 中村勘九郎も絶賛「未来永劫語り継がれる名シーン」
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)での杉咲とトータス松本の熱演が大反響を巻き起こしている。第15週の結末が描かれた3月19日の放送後には、「あさイチ」ゲスト・中村勘九郎も“朝ドラ受け”に参加。「この一週間泣きっぱなしで…」と目を潤ませた。(以下、ネタバレがあります)
「悔しいけど、あんたはうちのお父ちゃんや」
第15週「うちは幸せになんで」(第71~75回/3月15~20日)では、千代(杉咲)と“クズ父”テルヲ(トータス松本)のエピソードが中心に描かれた。
命にかかわる病にかかり、これまでとは一転、千代の幸せを願おうとするテルヲ。自分の変わりに千代から金を取り立てようとやって来た借金取りから千代を守るため暴行騒ぎを起こし、警察に連れていかれた。
第74回(3月18日放送)から75回(3月19日放送)にかけては、留置場の面会室での千代とテルヲの会話に時間が割かれた。
テルヲのせいで何度も苦しい思いを味わい、貯金も持っていかれ、たった一人の弟・ヨシヲ(倉悠貴)とも離れ離れになってしまった。千代が「こないなってしもたんは全部あんたのせいや!」と怒りで泣き崩れると、テルヲも激しく泣きながら「堪忍してくれ、千代…堪忍や、堪忍…」と、面会室の台に額をこすりつけるようにして何度も何度も謝った。
そんなテルヲに、最後には「悔しいけど、あんたはうちのお父ちゃんや。ホンマにどないしようもあらへん…お父ちゃんや」と告げた千代。見捨てることもできたが、そうはしなかった。「しぶといだけがあんたの取り柄やろ。どないえげつない手使(つこ)てでも、うちにもっぺん笑(わろ)てお父ちゃんて呼ばしてみ!しっかりせぇ!」と怒鳴りつけた。
千代の手荒な励ましに「上等や。やったろやないけ」と活力を取り戻したテルヲ。だが病はすでに体を蝕み、テルヲはそのまま留置場で静かに息を引き取った。