ラーヤとは対照的に、すぐに人を信じてしまう超ポジティブな一面を持つシスーとの出会い、永遠のライバルであり非常に手ごわい戦士・ナマーリとの、手に汗握るアクションはもちろん、彼女たちと接することでラーヤの心に変化をもたらしていく過程を丁寧に描写。その熱い物語に魅了される鑑賞者を続出させている。
「モアナと伝説の海」(2016年)など、ヒット作を手掛けてきたプロデューサーのオスナットは「強い女性のキャラクターが3人出てくるところも、本作の魅力の1つね」と解説。
さらに、「ディズニー映画は、どれもパーソナルなの。どの映画もフィルムメーカーの心から生まれたもので、時代が反映されてもいる。だから、スクリーンに出てくるキャラクターも多様になってきたのよ」と明かすオスナット。
その言葉からは、見た目も性格もバラバラなキャラクターを生み出し続けている背景には、それぞれのキャラクターに映画人たちの並々ならぬ思いやメッセージが込められていることがうかがえる。
また、オスナットは「“みんなで力を合わせよう、お互いを信頼しよう”というメッセージが、今以上に必要とされているときはないと思う」と、世界中で未曾有の危機に直面している現状と物語を重ね合わせる。
そして、「多様な人たちを受け入れること、協力し合うことは今、世の中がとても必要としていること。この映画で女性の主人公がそれを解決できるのは素晴らしい。彼女はそれを信頼し、手を取り合うことで成し遂げるの。それは、まさに今の時代の物語よ」と語り掛けた。
物語に込められた温かなメッセージに、SNSでも「ラーヤがシスーと関わるうちに“信じる心”を取り戻していく過程が良い!」「ラーヤとシスーの強い絆、ラーヤとナマーリが手を取り合う姿に泣けた」といった絶賛の声が続出。
決して諦めることなく戦い続けるラーヤの懸命な姿はもちろん、シスーやナマーリたちの存在や言葉が彼女に“新たな気づき”をもたらし、たくましく成長を遂げていく姿は、見る者の心に力強く響くだろう。
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<スタッフ>
監督:ドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ
製作:オスナット・シューラー、ピーター・デル・ヴェッコ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:Raya and the Last Dragon 全米公開:3月5日
■「ラーヤと龍の王国」本予告【本当の魔法は、信じあう心編】