『2021年冬アニメ』スマートテレビ視聴データなどから見る、“視聴率”には現れにくい期待＆ヒットの裏付け「呪術廻戦」「進撃の巨人」「約束のネバーランド」
2021年冬アニメが順次最終回を迎えていく今、スマートテレビ(レコーダー)視聴データを見ると、視聴率(ビデオリサーチ調べ)には現れにくい旬の傾向が見えてくることが分かった。
今期のアニメは、「呪術廻戦」「進撃の巨人 The Final Season」など大きな話題作が多い印象。放送時のSNSでの盛り上がりを見ればそれは分かるのだが、アニメ作品の旬を裏付けるのは実際のアンケート以外では難しいように思う。今回、1月のデータになるがその傾向が見えたのがスマートテレビ(レコーダー)での視聴データだ。
アニメのリアルタイム世帯平均視聴率
まず示したいのは、関東地区・アニメの世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)。比較用の1月最終週と、最新データを挙げる。
【1月最終週のリアルタイム世帯平均視聴率より】
第1位：「サザエさん」
第2位：「名探偵コナン」
第3位：「ちびまる子ちゃん」
第4位：「半妖の夜叉姫」
第5位：「ワンピース」
第6位：「ドラえもん」
第7位：「アニメおしりたんてい」
第8位：「クレヨンしんちゃん」
第9位：「アニメおさるのジョージ」
第10位：「ヒーリングっど・プリキュア」
【最新のリアルタイム世帯平均視聴率より】
第1位：「サザエさん」
第2位：「ちびまる子ちゃん」
第3位：「ワンピース」
第4位：「半妖の夜叉姫」※最終回
第5位：「ドラえもん」
第6位：「クレヨンしんちゃん」
第7位：「トロピカル～ジュ！プリキュア」
第8位：「アニメおしりたんてい」
第9位：「それいけ！アンパンマン」
第9位：「アニメおさるのジョージ」
第9位：「デジモンアドベンチャー：」
多少の順位変更などはあるが、総じて長寿番組やおなじみのシリーズが並ぶ。
1月アニメのスマートテレビ視聴＆レコーダー再生割合
1月の月間のデータになるが、関東のスマートテレビ視聴データにおけるアニメの視聴割合(%)と、1月放送された番組がレコーダーで再生された再生割合(%)を見るとこのようなランキングに。
【1月のスマートテレビ視聴割合データ(アニメ)より】
第1位：「サザエさん【タラちゃんの宝物/父さんの三度笠 ほか】」
第2位：「サザエさん【カツオの銀行預金/寒い朝の克服法 ほか】」
第3位：「サザエさん【ぼくはタクボク/マスオさんのご招待 ほか】」
第4位：「サザエさん【カツオ新聞を取る/ぼくの思惑外れ ほか】」
第5位：「ちびまる子ちゃん【おいしいパンが食べたい/ラッコを見習うの巻】」
第6位：「ちびまる子ちゃん【大野くんと観覧車に乗ろう!/眠ってる時はどんな顔?の巻】」
第7位：「ちびまる子ちゃん【友蔵の銅像を作りたい/古い鍵をひろうの巻】」
第8位：「名探偵コナン「代役・京極真（後編）」」
第9位：「名探偵コナン「代役・京極真（前編）」」
第10位：「名探偵コナン「代役・京極真（中編）」」
そのほか上位には「半妖の夜叉姫」「ワンピース」「ドラえもん」「それいけ！アンパンマン」など視聴率にも表れていた長寿アニメや、NHK Eテレのいわゆる子供向け教養番組「パッコロリン」という顔ぶれ。
【1月放送アニメのレコーダー再生割合データより】
第1位：「約束のネバーランド Season2 #01」
第2位：「呪術廻戦#16」
第3位：「呪術廻戦#15」
第4位：「呪術廻戦#14」
第5位：「約束のネバーランド Season2 #02」
第6位：「約束のネバーランド Season2 #03」
第7位：「進撃の巨人 The Final Season「宣戦布告」」
第8位：「ドラえもん 【バランス注射】【お金なんて大きらい!】【初日の出セット】」
第9位：「約束のネバーランド Season2<ノイタミナ> #04」
第10位：「ドラえもん 【ぬけ穴ボールペン】【テレビとりもち】」
“レコーダー再生割合”という見方をすると、深夜帯の「約束のネバーランド Season2」、今期大ヒットを遂げている「呪術廻戦」や、最終回まで息の抜けない展開が続く「進撃の巨人 The Final Season」などがランクイン。これらを月間もしくは週間で定点観測していくと、今後のヒット作の予兆や人気ぶりの推移がつかみやすいのかもしれない。
最後まで見届けたい、「呪術廻戦」の最終回となる第24話は3月26日(金)深夜1:40から、「約束のネバーランド Season2」の最終回となるEpisode.11は3月25日(木)深夜2:05から、「進撃の巨人 The Final Season」第16話(第75話)は3月28日(日)深夜0:10から放送。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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