<おちょやん>前田旺志郎の涙が胸を打つ 千代・一平・寛治に芽生えた絆
寛治のいじらしさに感動の声も
傷つきたくないがためにつらい時にも笑ってしまう、そんな寛治にとって、「泣きたいときは、思いっきり泣いていい」という言葉はこれ以上ない安心感をもたらしたことだろう。「うちらはあんたを絶対に裏切れへん」という力強いメッセージも、寛治の心を動かした。
寛治役の前田旺志郎はかつて人気を呼んだ兄弟漫才「まえだまえだ」の弟。「M-1グランプリ」準決勝進出から10年以上を経て、今は俳優としてその才能を開花させている。寛治の涙からは今までどれだけの本音を笑顔に隠してきたのかがわかり、そのいじらしさが胸を打つ。
放送後、自身のInstagramで「寛治は二人の心の底からの愛情に触れ、初めてこの人たちなら信じても良いって思える大人に出会うことが出来ました」と綴った旺志郎。胸を打つ演技に、視聴者からも「前田旺志郎くんの表情に泣かされた」「笑顔からの涙に変わっていくお芝居、すごく良かった」といった感動の声が上がった。
こうして千代と一平、そして寛治は“家族”になった。3月29日からは第17週「うちの守りたかった家庭劇」(第81~85回/3月29日~4月3日)を放送する。昭和19年に入り戦時色が濃くなっていく中で、変わっていく道頓堀の人々の生活が描かれる。