「緊張していることはいいこと」桝太一アナ、“ニュースの伝え方”語る!後輩へのアドバイスも<世界一受けたい授業>
生放送における準備や、緊張との向き合い方
――生放送に向けた準備についてはどのように捉えていますか?
私は特に準備しがちなタイプです。ただ、自身の経験上、準備したことが活きると思わなくていいとも思っています。準備というのは本番を想定して行うものですが、本番では当然想定外のことが起こるので、(準備が)ほぼ役に立たないことが前提になるんですよね。
ただ、準備というものは、本番で役に立つという意味合い以上に、それを通して得られる自信がお守り代わりになるのだと思っています。準備した自分に対して心の余裕が生まれるという感覚は、(『ZIP!』での)10年間で特に学んできたことです。
――生放送における緊張との向き合い方はどのように考えていますか?
緊張しなくなったらむしろおしまい、緊張していることはいいことだと考えています。緊張するというのは当たり前のことなので、本番では80%の力が出れば最高だと思っています。まずそのような気持ちでいることによって気が楽になりますよね。
また、だからこそ、100%以上の準備が必要になるのだと思います。例えば130%準備していけば、発揮できたのが例えその80%だったとしても、104%にできるので。だから準備するんだよという話をよく後輩にしています。