<おちょやん>東野絢香、みつえ役で見せた存在感!戦死公報見て号泣「初めての感情でした」
第90回では、笑顔を失い部屋に閉じこもってしまったみつえを笑わせようと、千代(杉咲)たちが焼野原となった道頓堀で「マットン婆さん」を上演。みつえの息子・一福(歳内王太)も舞台に立ち、ハプニングの末、みつえは本当に久しぶりに笑い声をあげた。
そしてその笑いがみつえを前に踏み出させた。番組公式サイトのインタビューでは、東野の「岡安の女将(おかみ)にはなれなかったけど、このあと商売をやっていくみつえは、違う形で夢をかなえていくのかなって思います」という前向きなメッセージも紹介している。芝居と笑いの持つ力を信じるヒロインを一貫して描いてきた「おちょやん」らしい終戦といえるだろう。
視聴者にとってもつらい展開だった第18週は、焼野原で声を張り上げ、にぎやかにすいとんを配るみつえの笑顔で締めくくられた。4月12日(月)からは、第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」(第91~95回/4月12~16日)を放送する。終戦から3年が経ち、地方で公演を続けていた千代たちに、鶴亀の社長・大山鶴蔵(中村鴈治郎)から、道頓堀に戻ってこい、と連絡が来る。(文=ザテレビジョンドラマ部)