限界までがむしゃらに頑張ることをせず、第108回では寛治に「次の舞台のホン(台本)、書いてくれへんか…頼む」「もう、何書いてもな、俺やとあかん」「ここが、限界や」と弱音を吐く始末。
そんな一平を、寛治は「ええかげんにしてください!虫のええこと言うんやないわ」「覚悟決めたていうんやったら、カッコつけんと丸裸になれや。あんたが大事にしたいこと、目そらしたいこと、みんな書かんかい!」と厳しい言葉で励ました。
つらい記憶がよみがえる恐怖にひるまず女優として再出発した千代と、これ以上傷つくのが怖くて前に進めない一平。2人の明暗を分けているのは“丸裸”になる覚悟があるかどうか。最終回まで残り7話。千代だけでなく、一平の人生の行く末もしっかりと見届けたい。
第109回は5月6日(木)に放送する。家出をした五女・静子(藤川心優)が千代の前に現れた。静子は、学業のためラジオドラマでの俳優活動をやめるよう両親から説得されていたのだった。ラジオドラマを降板したくない静子は悩んでいた。千代は、そんな静子の相談にのる。