元月組トップスター龍真咲が困惑とツッコミの副音声公開収録
「コレ、どうしたらいい?(困笑)」
トップスター時代にはあまりしなかったであろう発言を集まったファンの前で連発してみせたのは、2016年宝塚歌劇団を退団した元月組トップスター龍真咲。WOWOWライブで3月25日(土)に放送される、「宝塚への招待『GOLDEN JAZZ』-龍真咲 副音声解説付-」の公開収録での一幕。
この公演が退団公演となった月組男役・中原由貴(煌月爽矢)とともに、抽選で選ばれたファンを前に、公演VTRを観ながら副音声用のトークを収録した。
普段、自分の公演のビデオを見ることがないという龍は、いざVTRがスタートすると「どんな顔をして観ていいかわからない~」「変な汗かいてきた」と言って大あせり。しかし次第にノってくると、大きな羽根を背負った衣装やポーズを決める自分の姿に「どんだけ輝くの?」「なんでそんなにキメるの?」とツッコミを入れまくる。また舞台裏の様子や、舞台上の失敗談なども披露した。
今回の作品「GOLDEN JAZZ」はジャズをテーマに、ルーツであるアフリカ音楽から現代に至るまでのジャズの変遷たどりながら、バラエティに富んだ数々の場面で構成されている。4年間にわたり月組トップスターとして宝塚歌劇団を牽引してきた龍真咲の個性、歌唱力を活かすべく作られたショーだ。龍は「…月組って、アフリカ多いよね?」と言って観客の笑いを誘いながら、「GOLDEN JAZZは(中原)由貴の退団公演であり、自分も退団を心に決めていた頃の思い入れの深い作品」と言う。また中原には白のスーツ姿で龍とダンスをするシーンがあり「(宝塚にとって)白というのは卒業の色。真咲さんと一瞬でも二人で踊れたのがすごくうれしかった」とほほ笑んだ。
退団してから半年が過ぎた今「男役の癖も出ない。羽根も恋しくない(笑)。 羽根よりいいもの見つける!」という龍。自分の時間がもてるようになって久しぶりに季節の移り変わりを感じることができるようになったのがうれしいと言う。
収録の公演VTRが終わるころには「もう一回初めから(収録)やる?」とノリノリになってきた龍。「自分の他の作品も見てもいいかな?」という気になった龍に、「鑑賞会しましょう!」と誘う中原。
「でも作品を厳選させてよね~。観るというよりツッコんじゃいそう(笑)」。
終始笑いの絶えない公開収録だった。
3月25日(土)昼3:30 - 5:00
WOWOWライブで放送