2021年1月~3月に放送された連続ドラマを対象にした、「第107回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」の受賞結果を発表中。主演男優賞に輝いたのは、「俺の家の話」(TBS系)の長瀬智也。人間国宝の父の介護のため、プロレスラーを引退し実家に戻ることを決意する観山寿一役だった。その熱演は「プロレスの“動”と能楽の“静”を演じ分け、感情の振り幅も広かった」「愛すべきバカを演じられる唯一の存在。いつかドラマに帰ってきて!」と称賛を受け、16年ぶりの受賞となった。
今回の受賞に寄せて、同作を手掛けた磯山晶チーフ・プロデューサー、脚本を担当した宮藤官九郎、金子文紀監督が、撮影の裏側や“俳優・長瀬智也”について語ってくれた。
磯山晶チーフ・プロデューサーのコメント
今回、長瀬くんは体作りもしてくれましたが、太りにくい体質らしく、1日6食も取って苦労しながら体重を12kgほど増やしていました。そこまで仕上げてプロレス技を自分でやり、能の稽古もして、さらに素晴らしい芝居をしてくれたので、すごいことをやってのけたと思います。
撮影開始直後は長瀬くんの意気込みがすご過ぎて怖いぐらいで、私も彼の退所前の作品だというプレッシャーはありましたが、第1話終盤で西田敏行さんと親子の話をする長瀬くんを見たとき、これは必ずいいドラマになると手応えを感じました。今回は42歳の役でしたが、50歳、60歳の長瀬くんも見たいですね。
TCエンタテインメント
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