さらにその後も、慶喜にはつらい決断が待っていた。水戸の尊王攘夷派の一部が天狗党として挙兵し、京へ向かっているという。一団を率いるのは、慶喜も信頼していた水戸藩元家老・武田耕雲斎(津田寛治)。慶喜は、「京を守るのが私の役目だ」「私の手で、天狗党を討伐する」と、苦渋の決断を下した。
このほか、円四郎の死を知った妻・やす(木村佳乃)の涙や、篤太夫(吉沢亮)と妻・千代(橋本愛)の再会など、ドラマチックなエピソードが多く描かれた第17回。山崎育三郎演じる伊藤俊輔(のちの伊藤博文)や、福士誠治演じる井上聞多(のちの井上馨)も今回から初登場した。
岡部藩から篤太夫たちの身柄引き渡しを打診された猪飼(遠山俊也)が「今となってはかけがえのなき家中の者。一橋家としては到底承服しかねることゆえ、お断りいたす」ときっぱり言い放つシーンに「スカッとした!」「猪飼さんカッコいい!」の声が上がるなど反響も大きく、この回の放送後、Twitterでは「#青天を衝け」がトレンド世界一になる反響を呼んだ。次回は6月13日(日)に第18回「一橋の懐」を放送する。
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