「広域警察」シリーズ10作目、高橋克典が語る大杉漣さんへの思い【インタビュー】
――勝村政信さんとの剣道のシーンが印象的でした。共演の印象をお聞かせください。
剣道のシーンも含めて、最近では言われなくなった「男同士の先輩後輩のコミュニケーション」が、非常にオーソドックスな形で描かれていて、今見るとくすぐったいような気持ちです。全体を通して昭和なベタな世界がそこにあるので、安心していただけたり、楽しんでいただけたらいいなと思います。
――引き続き共演されているメンバーの雰囲気はいかがでしたか?
全然変わらないですね。小川菜摘さんがお山の頂点にいらして、菜摘姉さんの元、みんなでふざけていますね。片岡信和くんに天気予報のせりふなんかが増えたりして、みんなで楽しくやっています。
――今回のロケで訪れた土地で、印象深い舞台はどちらでしょうか。
熱海の別荘街が、特別な空気があって印象的でした。近くに有名作家さんや、大女優さんの別荘があって、「会わないように」なんてみんなで冗談を言いながらやっていました(笑)。
(撮影時は夏で)暑かったですよね。けっこう雨にもやられました。
――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。
王道な2時間ドラマの安心感を楽しんでいただきたいです。コロナ禍で、「オンラインサロン」という新しい人の集い方というのも題材になっていますし、それぞれの孤独感が絡み合っているので、そういったところにも共感をしつつ、懐かしさを感じて楽しんでいただけたらいいなと思います。