日曜劇場「ドラゴン桜」(毎週日曜夜9:00、TBS系)の第10話が、6月27日に15分拡大版で放送された。
弁護士・桜木(阿部寛)と、東大合格を目指す東大専科の生徒たちが2次試験に挑み、合格発表までが描かれた最終話。生徒ひとりひとりの成長と、仲間同士のつながり、卒業生のサプライズ出演ありといった盛り沢山な内容で、SNSは大反響を呼び、人々の心にガツンと響く作品であった。 (以下、ネタバレが含まれます)
東大専科から5名が合格!
阿部寛が主演、長澤まさみ、高橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、及川光博らが出演する日曜劇場「ドラゴン桜」は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で2018年から連載中の三田紀房による漫画「ドラゴン桜2」を実写化した作品。
最終話、注目されたのはやはり、東大専科メンバーのうち何名が合格できるのかどうか。当初、毒親問題を抱えて受験をあきらめていた麻里(志田)、虫好きで心の優しい健太(細田)、優秀な弟に劣等感を抱いていたが共通テストで800点以上の実力を付けた天野(加藤)、バドミントンでオリンピック選手を目指していた楓(平手)が合格した。
そして、ラーメン店の息子・瀬戸(高橋)は、合格発表の際も「最初の桁から違ぇんだからよ」と半ばあきらめムードが漂っていたが、桁が違っていたのは文科三類の掲示板を見ていたから。仲間と文科二類の発表の場に向かうと、そこに瀬戸の番号はあった。結果、東大専科からは5名の合格者が出たのである。
理系から文転を決意し、合格への切符を手にしていたかに見えた藤井(鈴鹿)だったが、最終的には「元々工学部でロボットが作りたくて」と理科一類を選ぶ。しかし、試験の日、他の受験生に意地悪をされる健太を目撃する。桜木から「本番は自分のことだけ考えろ」と言われていたことを思い出す藤井だったが、友だちのピンチを見過ごせない人間に成長していた。健太を助けた藤井は、右手を負傷。「違う。後悔してねぇから。健太、気にすんなよ」と語り、結果は不合格となってしまった。
菜緒(南)も不合格だったが、青山学院大学経営学部に合格していたことが判明した。