ABCテレビにて10月3日(日)よりスタートするドラマ「ムショぼけ」(毎週日曜夜11:55-0:25)で、北村有起哉が連ドラ初主演を務めることが分かった。テレビ神奈川での放送も決定し、こちらは10月5日(火)より毎週火曜夜11:00からオンエア。
“ムショぼけ”とは、長年の刑務所暮らしによって、社会と閉鎖された生活を送った者が、出所後、世の中の環境の変化やスピードの速さについていけない現象。そんなムショぼけ状態にある主人公の元ヤクザ・陣内宗介を、北村が等身大の演技で愛嬌たっぷりに演じる。
陣内(北村有起哉)は、義理と人情に厚く、家族思いだけど不器用。ささやかな日常を取り戻すべく、懸命に生きる40代の元ヤクザという役どころ。
作品の舞台は、人情味あふれる関西きっての下町・尼崎。撮影は2021年6月にオール関西ロケを実施。関西に住む人にはなじみの深いスポットがたくさん登場する。また、北村は全編関西弁に挑戦した。
プロデュースを手掛けるのは、映画「新聞記者」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞後「ヤクザと家族 The Family」など数々の話題作で脚光を浴びる気鋭の若手映画監督・藤井道人。
原作・監修を務めるのは、「ヤクザと家族 The Family」で所作指導を務めた、元暴力団幹部の肩書きを持つ小説家・沖田臥竜。ドラマの原作となる小説「ムショぼけ」(小学館文庫)は、9月7日(火)に全国書店・ネット書店にて発売が決定している。
同ドラマは、そんな沖田の波乱に満ちた自伝的体験をベースにした物語。刑務所での過ごし方から、出所後のおかしいトラブルまで、徹底したリアリズムで表現される映像描写によってコミカルだけでなく、ドキュメンタリーを思わせる仕上がりになっている。
脇を固める共演者は、関西出身の俳優・芸人を中心に癖が強い個性派キャストが勢ぞろい。詳細は近日発表予定。