「百万円と苦虫女」(2008年)などのタナダユキ監督がオリジナル脚本で挑む映画「浜の朝日の噓つきどもと」が9月10日より全国公開された。本作は、福島県・南相馬に実在する映画館“朝日座”を舞台に、東京の映画配給会社に勤めていた福島県出身の茂木莉子(本名:浜野あさひ)が、恩師・田中茉莉子との約束「“朝日座”再建」のため、映画館を守ろうと小さな“嘘”をつきながら奮闘する模様を描く。
莉子(あさひ)役の高畑充希と、あさひの恩師である茉莉子先生役の大久保佳代子に、撮影秘話から自身の大切な人の話までたっぷりと語り合ってもらった。
「二人で『抱いてやれよ』と言うシーンがすごく楽しかった!」
――高畑さんが演じたあさひと大久保さんが演じた茉莉子先生のやり取りが、すごく自然でテンポが良かったですが、お二人が演じていて最も楽しかったシーンは?
高畑:私は病室で茉莉子先生と二人で喋るシーンが楽しかったです。もう、撮影も後半でしたよね?
大久保:そうそう、楽しかったね!
高畑:後半の二人で「抱いてやれよ」って言うシーン(笑)。あそこ台本もすごく面白かったし、二人の会話だけで結構長かったので。あのシーンの撮影が、普通に喋っていて、すごく楽しかった記憶があります。
大久保:佐野(弘樹)くん演じる(チャン・グオック・)バオくんが、愛嬌とちょっとダメさ加減が、いい感じに滲み出ていて。あさひと茉莉子先生の間に入ってくれると、柔らかくしてくれるので、またちょうどいい感じになるんですよね。
9月10日(金)公開/福島県先行公開中
出演:高畑充希 柳家喬太郎 大久保佳代子
甲本雅裕 佐野弘樹 神尾佑 竹原ピストル/光石研/吉行和子
脚本・監督:タナダユキ
主題歌:Hakubi「栞」(unBORDE)
制作プロダクション:ホリプロ
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:hamano-asahi.jp
(C)2021 映画『浜の朝日の噓つきどもと』製作委員会