「博人とは真逆の明るい性格なので、彼のことを理解するのは難しかった」
――山時さんが演じた博人は、どういう男の子だと思いましたか?
まず、かわいそうな子だと思いました。これまで生きていて「一つでもいいことはあったのかな?」と思うぐらい不幸を背負っていて、見ていて哀しくなる子でした。僕は博人とは真逆の明るい性格なので、彼のことを理解するのは難しかったですが、撮影当日に監督とお話をさせていただいたことで、博人の気持ちに近づけた気がします。
――「CUBE 一度入ったら、最後」は、理由もわからぬままナゾの立方体に閉じ込められた人たちの不条理ともいえる密室サスペンスを描いていますが、こういうドキドキ、ハラハラの作品は好きですか?
好きです! 今回はリメイク作品ではありますが、オリジナル版に負けないぐらいの迫力とドキドキ感がありました。部屋を進むごとにいろんなトラップが仕掛けられていて、しかもそれが普通の死に方ではないので、見ていて怖かったです。もし自分がここに送られたらどうしようと思って、途中から肩をこわばらせながら見ていました(笑)。
――では、もし自分がこの部屋に送られたら、どういう行動を取ると思いますか?
殺人トラップは怖いし、誰もが自分だけは死にたくないと思うのは当然で、もし逃げられるのであれば逃げたいです。でも、逃げられないのがこの映画で(笑)。だから、もし脱出する手掛かりを得られるのであれば、僕は先頭をきって動くタイプだと思います。とはいえ、僕一人でクリアすることは絶対に無理なので、一緒にいる人たちに協力してもらえるようにお願いして、全員が生き延びることができたら一番いいなと思います。
10月22日(金)公開
出演:菅⽥将暉 杏 岡⽥将⽣ 柄本時⽣ ⽥代輝 ⼭時聡真 斎藤⼯/吉⽥鋼太郎
監督:清⽔康彦
原作:ヴィンチェンゾ・ナタリ「CUBE」
コンセプトデザイン:カイル・クーパー
クリエイティブアドバイザーヴィンチェンゾ:ヴィンチェンゾ・ナタリ
主題歌:星野源「Cube」(スピードスターレコーズ)
製 作:「CUBE」製作委員会
配給:松⽵株式会社
公式サイト:movies.shochiku.co.jp/cube/
(C)2021「CUBE」製作委員会