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AKB48・横山由依がアイドルとして最後の舞台に懸ける思いを語る!

2021/10/01 18:30

AKB48・横山由依
AKB48・横山由依

AKB48・横山由依が、10月6日(水)、7(木)に東京・日本青年館ホールで上演されるブランニューオペレッタ「Cape jasmine」に出演する。

同作品は、劇作家・根本宗子が約1年の充電期間を経て手掛ける演劇活動再開1作目となるミュージカルで、根本は作・演出・企画を務めるほか、演者としても出演する。また、演劇公演で初歌唱となる横山、私立恵比寿中学・中山莉子、ニッチェ・江上敬子、チャラン・ポ・ランタンのもも、あっこゴリラ、踊り子のrikoといったジャンルレスで異色な組み合わせの女性7人が、新しいミュージカル、"ブランニュー(真新しい)オペレッタ(喜歌劇)"を届ける。

演出家不在となった新作ミュージカルを、せめてもと記者会見のスタイルで楽曲だけ順に披露することとなった女優6人。そんな中、7人目の人物が現れる...といった内容。

今回、横山にインタビューを行い、今作への出演が決まった時の感想やアイドルとして最後の舞台となる同作への思い、自身の"ピンチエピソード"などについて語ってもらった。

――同作の出演を聞いた時の感想は?

「根本さんはいつかご一緒させていただきたいと思っていた方で、こんな早いタイミングで願いが叶うと思っていなかったので、夢のようで本当にうれしかったです。また、演劇活動再開1作目ということで、根本さんの表現したい思いがより詰まった作品になっていると思うので、そのタイミングでお声掛けいただけたというのは本当に感無量でした」

――共演者の方々については?

「皆さんそれぞれのフィールドでご活躍されている方で『どんな感じになるんやろう』って思っていたのですが、実際にお会いしたら本当に皆さん個性豊かな方々で!本読みでは、バラエティ豊かな人たちが集まることで生まれる面白さがあるなと感じました。これから稽古を重ねていくことで、より根本さんの台本に皆さんの個性が注入されていって、一層バラエティに富んだ作品になっていくんだろうなと思ってわくわくしました」

――"ブランニューオペレッタ"と謳って多くのチャレンジングな新しい要素が詰まった作品になっていると聞きました!

「台本を読んだ時点で、自分が思っているミュージカルとは違っていて、すぐに『根本さんのおっしゃっている"ブランニューオペレッタ"という新しいものなんだな』と感じました。また、今の時代ならではのせりふや今の状況だからこそ生み出された表現方法の中に、思わず『なるほど』と共感してしまう根本さんならではの目線で描かれる"世の中に対する違和感"が入っているところに『さすがだな』と感じて、各公演ごとのお客さんの反応がすごく楽しみになりました!」

――新作ミュージカルの記者会見を描いた作品ですが、横山さんの印象に残っている記者会見にまつわるエピソードを教えてください。

「諸先輩方と一緒に記者会見に出席していた時に、記者の方から『○○についてどう思われますか?』と答えるメンバーを指名されずに、その時の時事ネタにまつわる質問をしていただいたんです。(それまでの質問に先輩たちが順に答えていたため)その場の順番的に私が答えるべき流れだったのですが、さらりとたかみな(高橋みなみ)さんが答えてくださって助けていただいたんです。その経験から、先輩方が卒業されて後輩と一緒に記者会見に出た時には、困るような質問がきたら率先して答えるようにしています」

――それは「総監督だから」という責任感もあったからでしょうか?

「それはあったかもしれないですね。たかみなさんはみんなが答えづらいこととか取り組みにくいことを率先してやってくださっていたので、自分もそういった行動でみんなを引っ張っていけたらと思って。あとは、自分では"時間を守ること"が唯一みんなに示しがつくことだと思っていたので、いつも早めに行動することを心掛けていました」

――作品では突如演出家が不在となるピンチに見舞われますが、横山さんの"ピンチエピソード"を教えてください。

「川栄(李奈)の卒業コンサートで、仲の良いメンバーの卒業ということで気持ち的にいっぱいいっぱいの中、その時に総監督をやらせていただいていたので、MCで仕切りをやったり言わなきゃいけないせりふもたくさんあって、役割的にもいっぱいいっぱいだったんです。そんな中で、『桜色の空の下で』の曲振りの時に、いっぱいいっぱい過ぎて『桜色の木の下で』って言っちゃたんです(苦笑)。私の曲振りをきっかけに曲が流れるはずだったのですが、みーちゃん(峯岸みなみ)が『いや、(曲に)行けないよ!"大きな栗の木の下で"みたいになっちゃってるよ』ってツッコんでくれて、お客さんも盛り上がってくれて。今思えば全然気にすることじゃないのですが、当時はすっごく落ち込みました...。『秋元先生が付けてくださったタイトルを間違えてしまった』とか『曲が流れるきっかけとなるせりふを間違えてしまった』とか思っちゃって、『やばい...、終わった...』って思って、家に帰ってけっこう泣きました」

――この作品はアイドルとして最後の舞台になると思いますが、特別な思いなどはありますか?

「卒業を発表させていただいて、12年やってきたことに終わりを告げて新しいことに踏み出すという境目のタイミングで、演劇に対する思いの詰まった作品に携わらせていただけるというのはすごく意味があることだなと感じています。こういったタイミングだからこそ、アイドルの私を応援してくださった方に『今後こういったことをやっていきたいんだ』というものをきちんとお見せしたいですし、観に来てくださる皆さんにイメージ通りの自分とイメージとは違う自分を見ていただきたいなって思っています。また、その両面が出せそうな作品だと思っています」

――AKB48卒業後はどのような活動をされていこうと思っていますか?

「やはりお芝居が好きなのでお芝居をメインに置きつつ、バラエティなどさまざまなことにも挑戦して、自分に合ったいろいろな方法で表現していけたらと思っています」

――最後にファンの皆さん、観劇にいらっしゃる方々にメッセージをお願いします!

「いろいろな心配事がある中で劇場に足を運んでくださると思うのですが、『生の演劇というものは、すごく大切だな』って改めて感じていただける舞台だと思うので、自分が初めて演劇を見たときの感動やドキドキわくわくした気持ちを思い出していただきながら来ていただけたらなって思います。個性豊かなキャストの皆さんによる面白い会話劇で、根本さんの台本も最高ですので、劇場に来ていただけたら心から楽しんでいただけると思います!」

文=原田健 撮影=中川容邦

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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【舞台情報】
ブランニューオペレッタ「Cape jasmine」
2021年10月6日(水)、7日(木)
東京・日本青年館ホール

作・演出・企画:根本宗子
音楽:小春(チャラン・ポ・ランタン)
演奏:カンカンバルカン楽団

<キャスト>
横山由依(AKB48)
中山莉子(私立恵比寿中学)
江上敬子(ニッチェ)
あっこゴリラ
もも(チャラン・ポ・ランタン)
根本宗子

踊り:riko

<公式サイト> https://event.1242.com/special/cape_jasmine/
<公式Twitter> @new_operetta

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