10月15日(金)にスタートするドラマ「群青領域」(毎週金曜夜10:00-10:45、NHK総合)の取材会が行われ、主演を務めるシム・ウンギョンが登壇。出演が決定した時の思いや演じる役柄に対しての印象を語った。
シムは、超絶的な人気を誇る5ピースバンド「Indigo AREA」のメンバーであるキム・ジュニを演じる。母国韓国で挫折し傷つき日本へやって来た過去を持つジュニ。そして今また、恋人でありバンドのボーカル・陽樹(柿澤勇人)が突然の脱退宣言をする。
再び消えてしまいたいほどのショックを受けたジュニは、SNSの標的にもなり、音楽さえも怖くなり、全て投げ出し海へ逃げる。海辺の町で、ジュニは今まで知らなかった世界の扉を開ける。やがて、狭い価値観の世界を脱出して、音楽を取り戻し、「一人の人間」として、力強く羽ばたいていく過程と、生きていくのに欠かせない繋がりをつかむまでを描く。
シム・ウンギョンのインタビュー
――ドラマへの出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
最初お話をいただいた時はとても驚きました。「えー本当ですか!」と信じられない気持ちだったのですが、選んでいただいたからにはジュニというキャラクターを最後まで責任を持って演じられるよう頑張っています。
――シムさんは、ジュニという人物をどのように捉えていますか?
台本読んで思ったのは、ジュニはとても繊細な人物だということです。彼女の心の変化を最初から最後まで丁寧に演じたいと思っていますし、脚本を書かれている長田さんが、ジュニを通して何を伝えたいのかを考えながら演じています。
ジュニには、“ひとりの人間としてのジュニ”と“アーティストとしてのジュニ”、それぞれ悩みがあると思います。悩みや苦しみ、悲しさ、それらに対し勇気を持って立ち向かおうとしても、また挫折を味わうかもしれません。いろいろな感情を持つジュニに魅力を感じますし、彼女がこれからどう突き進んでいくのか私も見守っていきたいです。