梨央の父の告白に涙が止まらなくなる…
梨央と優が見つけたパソコンには、達雄の動画が残されていた。それは達雄が「渡辺康介さんを殺しました」と自供したものだった。
最愛の子どもたちを守ろうとする父の愛に触れる梨央。優は自分が康介を刺す場面が記録されていた動画と違う供述に混乱。梨央が乱暴されそうになったことを初めて知る大輝。そして、桑田は大輝と梨央の関係がただの昔馴染みではないことを感じ取った。
「二人が困ったらいつでも駆け付けるって思っとった。何もできんかったな…」と悔やむ大輝。刑事として二人を引き裂かなければならない切なさがあふれていた。
そんななかで優が身柄を確保されて涙する梨央は加瀬に助けを求めた。スマホに送られてきた「助けて」という梨央のメッセージに、「了解」と答えた加瀬。たったひと言が、こんなにも頼もしいと感じるのかという場面だった。
今回は吉高、松下、井浦をはじめキャスト陣の演技にいつも以上に心が震えた。SNSには「涙が止まらなかった」「役者みなさんの演技が繊細で自然でグッとくる」「感動して見直しました」といった声が上がった。
サスペンスとして巧みな構成で考察が盛り上がる同作だが、放送後に公式Twitterでは視聴者からの質問に答える形で、作中に差し込まれるブラックボックスの映像演出について「秘密を喋らない、守る、暴く、沢山の感情を象徴できるかなと考えました」といった投稿もあった。
第6話は11月19日(金)に放送される。警察に連行された優と面会した加瀬は、公園で昭と争ったときの様子がイヤホン型カメラに記録されていることを聞き出し、その動画データを解析することに。そんななか、優の処遇を心配し不安におびえる梨央は、加瀬から優が置かれている状況を聞き、優しく励まされながらなんとか眠りにつくのだった。
(文=ザテレビジョンドラマ部)
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