「サクマ&ピース」実現のきっかけとなった、佐久間P宛のメール
「サクマ&ピース」のオープニングトークやラジオでも裏話が披露されたが、この企画は福島中央テレビから佐久間P宛に一通のメールが届いたところから始まっている。その時点では内容は「地元出身の佐久間Pとアルピー平子がいわき市を街ブラする」のみしか決まっていなかった。総合演出も含め佐久間Pにお任せというような荒っぽいオファーだったようだが、断るだろうと想定していた平子の所属事務所がまさかの快諾で、あれよあれよという間に実現に至ったというのがこの番組成立の経緯だ。
さすがにコンセプトと熱意だけではどうにもならないと考えた佐久間Pは、佐久間・平子両名と関係性が深い構成作家・福田卓也をブレインに据え、ただの街ブラではなく「魅力がありながらそれを発信する力が弱いいわきの人・モノを、より輝かせるようプロデュースする」という方向でまとめ上げた。
東北の玄関口である「勿来(なこそ)」を皮切りに「小名浜」「鹿島街道」「平」と巡るこの旅は、4週にわたって放送されているもののロケはたった1日で行われている。始発で東京から来て終電で帰るまでの10時間でロケを行う強行軍。
佐久間Pゆかりの店でガッツリ「焼きカツ」定食を完食した直後に、日本代表シェフのハンバーグのお店に行くなど、バタバタのスケジュールならではのどうかしてる流れも含め、二人の思い出の場所を中心に約15箇所をまわる盛り沢山の構成であった。