「バイトを辞めたのは“M-1”の決勝に出て以降」(松陰寺)
――初となる地上波の冠レギュラー番組ですが、感慨深いものはありましたか?
松陰寺:なんて言うんですかね。ちょっと「おっ!」と思いました。若手芸人が最初に通る道を僕らもちゃんと歩けていることに感謝です。
シュウペイ:本当にうれしかったんですけど、放送時間は深夜2時過ぎと聞き、めちゃくちゃ遅いけど! って笑っちゃいました(笑)。ただ、寝る前の人には1日の終わりに、早起きした人には1日の始まりに、ポジティブなニュースを届けられるというのは、すごく僕らしくていいなって。みんなが見られる時間なので、それはそれでいい気もします。
松陰寺:みなさんの前に届けば、それだけでいい! 時間はここから上がるしかないですし。
――「M-1グランプリ2019」で注目を集めてから約2年。ブレイクしてポジティブな変化はありますか?
シュウペイ:食べたいものの値段を気にせず食べられるようになったことかな。昔は1500円のステーキを食べたくても、890円のミックスグリルがあれば、そっちの方が安いし色々入っているからいいかと選んだりしていたんですよ。それが今では好きなものを食べられる。これは、あの頃に貧乏な思いをしていたからこそ感じられる幸せというか。あのときがあるから今がある感じです。
松陰寺:僕は月末にバイトのシフトを出さなくていいんだって思えるようになったこと。高校生のときから18年くらいずっとバイトしていたからもうシフトを出すことが身に染みていて…。辞めてしばらく経っても、月末になると「シフト出さないと」と思っていました(笑)。ちなみにバイトを辞めたのは“M-1”の決勝に出て以降。2019年の1月に「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)で優勝をしても変わらずバイト生活でした。
――“M-1”からはあっという間でしたか?
松陰寺:本当に時間が経つのが早くて濃いと思います。
シュウペイ:ありがたいことに最初の方が忙し過ぎて、これ意外とやっていたんだということも多いんですよ。あのときはいろんなことを整理できていなかったんだと思います。逆に最近は自分たちでペースを掴んできた感じです。
松陰寺:そういう意味でもこの番組を主軸に動かしていきたいです。