A.B.C-Z主演の舞台「ABC座 ジャニーズ伝説2021 at Imperial Theatre」が12月7日、東京・帝国劇場で幕を開け、本番の前に初日取材が行われた。
映画館で「ウエスト・サイド・ストーリー」に夢中になった少年野球団が、エンターテインメントの夢を見て、やがて4人は「ジャニーズ」として全米デビューのチャンスを掴んだ。初代ジャニーズの伝説的なエピソードをミュージカル化した「ジャニーズ伝説」を、A.B.C-Zが主演のみならず演出も手掛け、「ABC座 ジャニーズ伝説2021 at Imperial Theatre」としてスケールアップした。
作品の中で、7MEN侍は、現代と1960年代をつなぐ大役を務めている。初日公演に先駆けて行われたゲネプロの後、A.B.C-Z、佐藤アツヒロと共に、7 MEN 侍の中村嶺亜、菅田琳寧、本高克樹、佐々木大光、今野大輝、矢花黎が会見に出席した。
中村は「僕たち7 MEN 侍は、お客さんと同じ視点でジャニーズの奇跡を体験させていただく役で、大好きなシーンがたくさんあります。その中でも、ジャニーズが解散してしまって、(A.B.C-Zの)戸塚くん演じるジャニーさんと僕たちがお話をするシーンが好きです。今、僕らが夢を追いかけている中で、天国から見守ってくれているジャニーさんが背中を押してくれてるような気持ちになれます。そんなシーンが他にもたくさんあるので、心を込めて毎公演、演じていけたらと思います」と本公演への思いを語った。
菅田は「ジャニーズ好きとして、ジャニーズの歴史を振り返られるのがとても楽しいです。そして、7 MEN 侍としてもバンドの演奏を見せることができますし、私はアクロバットを見せることもできるので、頑張りたいと思います」と意気込みを伝えた。
本高は「たくさんの先輩方のおかげで、7 MEN 侍がいるんだなっていうのを感じましたし、このグループ名が好きになりました。数字、ローマ字、漢字が入っているのでスマホ入力が大変めんどくさいんですけど、その時間さえいとおしいと思ってもらえるようなグループになれたらと思っています」と話し、会場を和ませた。
矢花は「家族とチケットを買って見に来たことがあります。たぶん過去に3回見ていて、ジャニーズの舞台の中で一番見た舞台に、ついに自分も立てるというのがうれしいです」と、「ジャニーズ伝説」への思い入れを吐露。家族が見に来るかを聞かれ、「はい。一緒に見ていた家族が、客席とステージですけど、この素晴らしい帝国劇場で会えるので、壮大な授業参観みたいな感じです(笑)」と答え、他のメンバーたちも笑顔を見せた。
佐々木も「僕はジャニーさんと見に来たことがあります。その後、ジャニーさんが『ジャニーズ伝説』のDVDを見た方がいいよって言っていて、それぐらい愛していた舞台に僕も立てることができて、ジャニーさんがちょっと喜んでくれてたらうれしいです」と本作への思いと思い出を語った。
そして、今野が「『ジャニーズ伝説』はお芝居もショータイムも、いろんなものが詰まったものになっていますので、精いっぱい頑張ります」とシンプルながら力強い言葉で意気込みを語った。
「今年を漢字一文字で表すと?」という質問には、中村が代表して「舞」と回答。「ジャニーズ公演以外にもステージに立たせてもらったり、帝国劇場も約1年間で4度も立たせていただけるので、本当にうれしいです。今年はたくさんステージに立たせてもらったという意味で『舞』という字を選びました。そして、2022年はもっと舞っていきたいと思います」と、選んだ理由も明かした。
「ABC座 ジャニーズ伝説2021 at Imperial Theatre」は、12月21日(火)まで、東京・帝国劇場で上演。
※本高克樹の高は正しくは「はしご高」
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