共演者の印象については、「エライザさんとは何度か共演させていただいてて、今回も同じシーンはそんなに多くなかったんですけど、長くて濃厚なシーンでした。いつも距離感がそんなに変わらず、フラットにおしゃべりさせてもらえるので、現場でもとっても楽しかったです。お芝居に入ってからの集中力が高かったですね」と回答。
永瀬についても「一緒にお芝居をしながら、“今の自分の人生にちょっと諦めているような目”が非常に印象的でした。死んだ魚の目が」と、主人公“私”の目の演技を褒めるが、永瀬が「今日、いろんなところで(柄本に)それを言われるんですけど(笑)」と苦笑。「見事な死んだ魚でした」と柄本がさらに言うと、「“死んだ魚”を演じたわけじゃないですからね(笑)」と、仲の良さを感じさせる掛け合いで場を和ませた。
そんな永瀬の様子を見て、柄本は「周りを緊張させない魅力を持っていらっしゃるので、こっちも普通にいられたなと思います」と永瀬の人となりについても言及した。
最後は、「今回の『真夜中乙女戦争』という映画は、自分の人生に絶望した男が東京の街を破壊するという物語ですが、見終わった時に非常に大きな希望を感じていただける作品だと思っています。ぜひ、それを体験しに劇場に来ていただけたら幸いです」とアピールして締めくくった。
映画「真夜中乙女戦争」は、2022年1月21日(金)より全国公開。
◆取材・文=田中隆信
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