みやぞん「僕もそんな人になりたいと、未だに思っています」
真彩:子育て中の私の姉からの質問なんですが「どうしたらみやぞんさんみたいな子が育ちますか?」とのことです(笑)。何か秘訣はあるんでしょうか?
みやぞん:なるほど~! 一番は、子供を信じることじゃないでしょうか?
うちの母ちゃんはいつも子供のことを信じてくれました。「こうしちゃいけないよ」「ああなったらこうなるよ」「これくらいできないと将来こうなるよ」とか脅すようなことは一切言われませんでしたね。「あんたなら大丈夫だから好きにやりなさい」って。
もし周りの大人が「あんたには無理よ」と言ったら、それは子供にとって劣等感になっちゃうんですよ。親も先生も自分が言ったことを覚えていないのに、子供は植え付けられたことをずっと覚えてる。
だから、一番は子供のことを信じてあげることですね。「あんたのことを信じてるよ」って言われた時、子どもは悪いことを出来なくなると思います。劣等感が無いから、何かに挑戦する時「自分なら出来る!」と思えるはず。未だに、母ちゃんは「あんたには無理よ」とは一言も言いません。「あんたには可能性がある。勉強ができないなんて、全然大丈夫。社会に出て必要になれば電卓を使えばいいんだから」なんて言うような母ちゃんだったから。母ちゃんは僕をずっと信じてくれていましたね。
真彩:すてきです。認めてくれている人がいるというのは、子供にとってすごく心強いことだと思います。
みやぞん:母ちゃんは、僕が笑顔でいると「もうそれだけでいい!」と言ってくれるような人でした。
そのおかげで、笑顔には何か力があると僕は子供の頃から思っていましたね。
真彩:素晴らしいですね。姉にも早速伝えたいと思います!
私の両親も「やりたい」と言ったら「じゃあやってごらん」と言ってくれるタイプで、否定されたことはなかったんです。
何かしたいと思った私がとことん突き詰めることを応援してくれる家族がいたから、私は宝塚に入れたのかなと思います。
みやぞん:もしその時「厳しい世界だし、あんたには無理だよ」って言われていたら、また脳が「出来ない」ベクトルを増やしてしまっていたかもしれませんよね。「あんたなら出来るよ、好きなことをやってごらん」って言って送り出して、もしだめだったらいつでも戻っておいでっていうのが愛なのかなって。
真彩:戻って来れる場所があるっていうのは、すごく大きいですよね。
みやぞん:普通は「あんたが自分で言ったんだから、簡単に帰って来るな!」って言いそうなところですけどね(笑)。僕の母ちゃんはいつもどしんと構えていたから「ダメだったら帰っておいで」って。甘やかしているわけじゃなくて、母ちゃんの覚悟だったんだと思います。僕もそんな人になりたいと、未だに思っています。
真彩:続いて、これも私の姉からの質問なんですが(笑)、みやぞんさんは知らない人と会う時、緊張したりしますか?
みやぞん:僕は人見知りする方なのですが、さっき言ったように自分を信じるようにしてるので、「自分の元に来てくれる人だから、きっといい人だ!」っていう感覚でいれば大丈夫ですね。それに、自分が明るく元気でいたら嫌な人って近寄って来ないんです。その代わり、明るい人がどんどん集まってくる。
明るく楽しく生きていたから、今日またこうやって良い縁がありましたし!
真彩:そう言っていただけて、うれしいです!
2022年1月7日(金)Billboard Live TOKYO
真彩希帆出演 ミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」
2022年2月3日(木)~2月19日(土) 帝国劇場
2022年3月11日(金)~3月13日(日) 梅田芸術劇場メインホール
2022年3月18日(金)~3月28日(月)博多座
みやぞん出演中 「天才てれびくん hello,」
毎週月-水曜 夜6:20-6:45、毎週木曜夜6:20-6:54 NHK Eテレにて放送
12月27日(月)から30日(木)には“天てれスペシャルウィーク”を実施!
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