「本当に夢のような現場でした」
——お互いを、どんな人だと思っていますか？
橋本：後輩からすごく慕われていて、かと思えば先輩付き合いもめちゃくちゃうまくて、関係者の方々ともコミュニケーションを取れる。この世界で生き抜くためにとても重要な能力を持っているので、うらやましいです。
鳥越：祥平は先輩に可愛がられるのはうまいのに、後輩に意見を言うのがヘタクソなんですよ(笑)。それを見るのが楽しくて（笑)。頑張っているんでしょうけど、そこで溜まった祥平のストレスが先輩の僕らにブワッと向けられて、「かまって、かまって！」と子犬みたいになる(笑)。この先、より先輩になっていく今後が楽しみですね。
——最後に、本作の注目ポイントを教えてください！
鳥越：ありきたりですけど、全部なんです。本当に、夢のような現場でした。この「BEAST」を舞台キャストで、しかも新たに芥川の妹・銀ちゃん(紺野彩夏)も加わって。紺野ちゃんはキャストに馴染みながらちゃんと“文スト”の世界観をワンシーンワンシーン生きていて、今思ってもすごい難しいことをしていたなと。印象に残っているシーンといえば、撮影が大変だったシーンやアクションシーンがまず浮かんできますが、それ以外の全部のシーンに思い入れがある。僕らも完成作品をまだ見ていないので、編集で各シーンがつながっているところを早く見たくて仕方ないです。
橋本：では僕は、「文豪ストレイドッグス」という作品が好きな方への見どころを。特に「黒の時代」が好きな方は、織田(織田作之助)や彼が養っていた孤児のエピソードで悲しい思いをした人も多いと思います。でも「BEAST」の世界線ではみんな生きていて、スクリーンの中で会話をしているんですよ。知っている人にとっては、感慨深いものがあるのではないでしょうか。舞台ではまだ出てきていない、芥川の妹・銀という重要な役は映像畑の紺野ちゃんが演じて、とても説得力のある銀になっています。新しい風が入りながらも、ずっと舞台で培ってきたものを見せられているところが魅力的だし、楽しんでもらいたいなと思いますね。
取材・文＝篠崎美緒
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
1月7日(金)公開
出演：橋本祥平 鳥越裕貴
谷口賢志 田淵累生
紺野彩夏 桑江咲菜/植田圭輔
輝馬 長江崚行 桑野晃輔 堀之内仁 広川碧 齋藤明里
村田充 岸本勇太 南圭介/荒木宏文
原作：角川ビーンズ文庫「文豪ストレイドッグス BEAST」
監督：坂本浩一
脚本：朝霧カフカ
音楽：岩崎琢
主題歌：GRANRODEO「時計回りのトルク」
配給：KADOKAWA
公式サイト：bungo-movie.com
(C)映画「文豪ストレイドッグス BEAST」製作委員会
