ディーン・フジオカコメント
2017年のドラマ「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ系)以来、4年半ぶりに日テレドラマでの主演を務めさせていただきます。制作陣の皆さん、そして羽住(英一郎)監督の「日本語圏内外を問わず、より多くの方々に楽しんでいただける新しい日本のコンテンツの形を作る」という高い志にご一緒できることを光栄に思います。
ものすごいスピードで科学が進歩し、これまでの常識だとあり得ないと考えられていた事が次々と現実のものとなっていく、そんな時代に起こる不思議な事件の数々。私が演じる小比類巻は「科学犯罪対策室」という新部署を立ち上げる理系出身の警察官僚で、岸井ゆきのさん演じる天才科学者の最上をアドバイザーに迎え、最新科学そのものを捜査し事件の謎をひも解いていきます。
小比類巻は妻を病気で亡くしていて、5歳の娘がいる設定ですが、実はその妻に関してある重大な秘密を抱えています。一人の人間として、夫として、父親として、葛藤や苦悩を含めた小比類巻というキャラクターの持つ魅力を引き出せるよう尽力します。
――天才科学者・最上友紀子(もがみ・ゆきこ)を演じる岸井ゆきのさんの印象は?
ゆきのちゃんとは何度か共演させていただいています。2018年の「モンテ・クリスト伯」(フジテレビ系)での共演が印象深かったです。撮影現場でよく人狼ゲームをして、クランクアップの日まで盛り上がりました。
今回はこれまでと違い、バディとして共演するので今までとは違う関係性での共演の形で一緒に作品を盛り上げていけたらと思っています。ドラマの中で、小比類巻と最上は、対照的な存在として描かれているので、科学技術の難しい話、事件の暗い話になった時でも、二人のやり取りが軽快に物語の展開を引っ張っていけたらと思います。
――たたき上げのベテラン刑事・長谷部勉(はせべ・つとむ)を演じるユースケ・サンタマリアさんの印象は?
ユースケさんとは同じ作品に出演させていただいたことはあるのですが、現場でご一緒したことがないので一方的な印象になってしまいますが、ベテラン刑事の長谷部役をユースケさんが演じられることで、最上との三人の関係がより物語を軽快に進めていくだろうと思いますし、ユースケさんが長谷部を演じられることで、熱量がどんどん増して、魅力が際立ってくるのではないかなと思います。共演するのがとても楽しみです。
小比類巻と最上は、科学的な専門用語のやりとりが多いと思うので、長谷部さんが視聴者の皆さんへ物語をわかりやすく伝えるコメディリリーフ。ユースケさんの魅力が爆発する役だと思います。
――超常現象や都市伝説は信じますか?
半分半分ですかね。うそだと思ったら本当だったり、本当だと思ったらうそだったりあると思うので。