池松壮亮&伊藤沙莉がニューヨーク屋敷をイジる
その流れで、屋敷が司会進行役として池松に「松居監督とはこれまでにもタッグを組んできたと思いますが、これまでの作品を経て、感慨深いものはありますか?」と質問すると、池松は「えっと、はじめまして」とあいさつ。慌てて屋敷も「はじめまして」とあいさつを返し、「同じ“出た側”にいてすみませんね(笑)。僕、伊藤沙莉さんとしか会ったことがないんで、二人の格好良い俳優さん(池松、永瀬)にビビっているんです」を、実はドキドキだと明かした。
松居監督とは旧知の中の屋敷は、「3、4年前に(松居)大悟と飲む約束をしていた時、1時間ぐらい遅れてきたんです。『何してたん?』って聞いたら、『池松くんと次の作品について話してたら、時間を忘れて話し込んでしまって』と言ってたので、いろいろ一緒にやってきてるんやなって思ったんです」というエピソードを明かすと、池松は「それはすみませんでした」と謝罪。「それを怒ったんじゃなくて(笑)」と弁解する屋敷を笑顔で見ている池松は、どうやら屋敷をイジって楽しんでいる様子。
その後、「最初は20歳ぐらいで、松居監督も20代でした。長い付き合いですけど、毎回新しいことに一緒に挑戦できています。お互いアップデートした上でやれているので」と質問にもしっかりと答えた。
伊藤が「松居さんは独特の世界観を持っているんですけど、それをいかに実現させるか、みんなで一生懸命支えている感じがしました」と撮影現場の雰囲気について答えたことに対して、屋敷が「僕も、大悟が表現したいものをスクラム組んでやってるのを感じたんですけど、それは松居大悟監督の現場独特のものなんですか?」と聞き返すと、伊藤は「どうなんだろう? 適当に言っちゃったかもしれないんですけど(笑)」と答えた。
主演の二人にイジられた屋敷は、松居監督に「お前がキャスティングした役者、どうなってるんや? めちゃくちゃやん。舞台あいさつってこんなにみんなヘラヘラしてんの? 誰が悪いの? 俺?」とクレームを入れた。
さらに、台本を読んだ時の感想を聞かれた永瀬も「最初に読ませてもらった時は『おぉ!?』って思って、すぐに2回目読んで『うぉ!』って思って、3回目読んで『ほわぁ!』って」と答えると、屋敷は「もういいです。何も言ってないですよ(笑)」とさじを投げ掛けたが、永瀬は「そんなふうに見てもらえる作品だと思うんです。一度目を見た時と二度目のかみ締め方が違う。3度目を見ていただいた時、また違った味がするので、何度でも見てもらえて、何度でも“ちょっと思い出して”もらえる作品ですね」と真面目に答えてフォローした。