伊藤沙莉「皆さんが人生を前向きに捉えられたら」
本作の公開日は2月11日。実は永瀬のデビュー作となった映画「ションベン・ライダー」(相米慎二監督)の公開日も1983年の12月11日ということで、39周年のお祝いに松居監督から花束を贈られた永瀬は、「台本になかったので驚きました。うれしいです」とサプライズでのお祝いに笑顔を見せた。
最後は、伊藤が「こういう状況になって、何気ない日常とか、そういうものを思い出したりして、その大事さやいとおしさを多くの人が感じていると思います。“前は良かったな”って思い出すことで前に進めたり、前を向けたりするんじゃないかなって思いますので、この映画はラブストーリーですけど、希望を感じる作品でもあるので、これを見て、皆さんが人生を前向きに捉えられたらいいなと思っています」と思いを伝えた。
池松も「切ない映画でもありますし、振り返りたくない人もいると思うんですが、自分たちが今生きていること、これから生きていくことにまつわる映画になっているので、2時間浸っていただければうれしいです」というメッセージで締めくくった。
映画「ちょっと思い出しただけ」は全国公開中。
◆取材・文=田中隆信
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