YouTuberを絶妙に演じるかが屋
第2話・第3話では大きい商店街のある横浜市大口にて、いよいよ街ブラがスタート。お小遣いサイコロで5000円をゲットした二人だが、なぜか妙に街の人に親切にされがちで、やたらと物をもらう。
公園で鳩に餌をやっていたご婦人からジップロックに入ったかりんとうをいただき、駄菓子屋の90歳のお爺さんから割れたおかきを持ってきなと無理やり手に握らされ、ロシア美女店員さんにつられて入った居酒屋では強面のおじさんからシャンパンやボルシチをご馳走になる。
結局5000円は全然使い切らず最後は昔ながらのおもちゃ屋で、20年以上売れなかったという謎の球体パズルゲーム「オービックス」を買って終了した。
テレビタレントのように振る舞いたいという憧れはあるものの、ちょうど良い加減がわからず、ついふざけ過ぎて空回りするYouTuberの感じをかが屋は絶妙に演じている。
推測ではあるが、おそらくこの番組は設定だけがあってカチッとした台本はない。全編が架空キャラになりきった二人のアドリブと思われる。前提となる二人のキャラ設定も当初から決まっていたのはごくごく基本的なものだけで、細かい特徴は途中の二人の会話でどんどん追加されている。
バビロンはサバゲー好き、実家が金持ち、軟式テニス部出身。ショウちんは酒好き、野菜に詳しいなど、実際のかが屋の二人の特徴も微妙に絡めつつ、アドリブで言ったことがプロフィールに積み上がっていく。