菅田将暉主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第7話が2月21日に放送された。前回からの“炎の天使”編が完結。その背景にあった深遠なテーマが反響を呼び、タイトルがTwitterのトレンド1位に。また主人公・整(菅田)の性格にまつわるエピソードも描かれた。(以下、ネタバレがあります)
奇妙な連続放火殺人事件
同ドラマは、累計発行部数1300万部を突破した田村由美による同名コミックが原作。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(くのうととのう)が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、新感覚ミステリーとなる。
2話に渡って繰り広げられた“炎の天使”編。整がライカ(門脇麦)に教えられた放火現場に残されていた炎のマークは、虐待されていた子供が炎の天使に親の殺害を依頼する合図だった。
炎の天使と呼ばれた放火犯・香音人(早乙女太一)と、彼と行動を共にしていた陸太(岡山天音)。火事で自分を虐待していた母親が亡くなり、自由になったと感じた香音人は、炎の力を使い、辛い思いをしている子供たちを助けたいと思うようになったのだった。陸太も香音人に助けられた1人だった。
香音人と陸太なりの正義。だが、子供自身に親を殺させる決断をさせていたことで、整は「それもまた虐待」と言った。実際、救ったと思っていた子供たちは、必ずしも幸せになっていなかった。整が聞き出した悲しく、辛い真相。そこには衝撃の事実も待っていた。
整が陸太に驚きの問い掛け
「陸さん、あなたは香音人さんを殺したのですか?」
整が陸太に問い掛ける。実は、炎の天使をやめることを決意した香音人を、陸太は殺してしまっていた。火事の現場でも、整が訪れた香音人の家でも、整は香音人の姿を見ていなかった。香音人がいるかのようにふるまっていた陸太の様子を疑問に思い、整はつぶさに観察していたのだった。
真相が明かされ、一転して部屋が荒廃した様子に変わる演出と共に、視聴者の間には驚きが広まった。