中村勘九郎も恋ダンス?時事ネタ、パロディー満載の新作歌舞伎
東京・歌舞伎座で行われた「第38回俳優祭」の模様が、4月30日(日)夜9時からNHK Eテレで放送されることが分かった。
前回から約3年ぶりに開催された「俳優祭」では、歌舞伎・新派の俳優が勢ぞろいし、本格的な舞踊はもちろん、時事ネタやパロディーを盛り込んだ新作歌舞伎が上演される。
新作歌舞伎の演目は「月光姫恋暫(かぐやひめこいのしばらく)」。かぐや姫(市川猿之助)が、仕える局たちに大けがを負わせるほどの凶暴な性格が原因で、地球での修業を課せられることになり、おじいさん(尾上菊之助)とおばあさん(市川海老蔵)の下で大暴れするという奇想天外なストーリー。
物語の中で演者が“恋ダンス”を披露したり、大流行した“あの太郎”を歌って踊ったりするなど普段の歌舞伎では見られない舞台が展開される。
さらに、中村七之助らがグッズや飲食物を販売する模擬店の様子や、公演の舞台裏なども放送。ほか、懐かしの名優の秘蔵シーンも公開する。
番組のナビゲーターは「にっぽんの芸能」(毎週金曜夜11:00 NHK Eテレ)でおなじみの“古典芸能好き”の名コンビ、石田ひかりと秋鹿真人アナウンサーが務める。
豪華俳優が一堂に会する華やかな“祭”。参加した人もそうでなかった人も必見の放送になるであろう。
4月30日(日)夜9:00-11:45
NHK Eテレで放送