「これが命ですね」と涙した白夜
残念ながら巌は他界。最期の時間はベッドの周りを麻里亜や晴汝、白夜が囲んで、昔、巌が「嬉しいときはハイタッチ」と言ったのにならって、一人ずつ静かにハイタッチをして別れを惜しんだ。白夜は、消えゆく命と生まれてくる命の意味を考え、助かった胎児の写真を見ながら「これが命ですね…これが」と大粒の涙を流した。
一方の真壁は、巌から「命を救うことに臆病にならず、医師たちのその空気を変えてほしい」と言われていた。妻の流産を経て、多くの妊婦を救いたいと産婦人科医になったことも明かされた真壁の過去は視聴者の涙を誘った。「真壁先生」のワードがトレンド入りしたSNSでは「今週は真壁先生回だった」「真壁先生、嫌な人じゃなかった、失敗が怖かっただけなんだ」「お医者さんになろうという人は、熱い思いがあるんだよね」など、ストーリーをかみしめた人も多い。
晴汝が緊急搬送!白夜は取り乱す
次週、第9話は3月14日(月)夜10:00に放送される。
白夜を狙うのは実業家の海江田(石橋凌)であることを突き止めた将貴(柄本佑)。一方、淳平(宮田俊哉)が突然異動を命じられ、晴汝も何者かに連れ去られそうになる。白夜は、腫瘍が悪化する晴汝にストレスをかけないためにも、自分は施設に戻ると言って、2人は初めてけんかに。ぶつかり合う白夜と晴汝の姿を見た将貴は、平穏な日常を脅かす海江田への怒りを抑えきれず、1人で海江田の元へ乗り込む。
海江田は将貴を歓迎するそぶりを見せながらも、核心をつく質問には答えをはぐらかす。それでも、海江田の反応からある一筋の光を見つけた将貴は、急いで淳平に連絡。しかし、電話口の向こうで、淳平と一緒にいた晴汝が倒れてしまう。病院に運び込まれた晴汝は脳動脈瘤が破れ、一刻の猶予も許さない状態。巌に続き、再び大切な人を失うかもしれない恐怖にさいなまれた白夜は、かつてないほど取り乱してしまう。