100年にわたる女性たち3世代の人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月16日放送の第95回で、るい(深津絵里)たち家族は岡山へ“里帰り”。雉真家の近況が判明し、大反響を巻き起こした。(以下、ネタバレがあります)
算太がるいに手渡したもの
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイルの朝ドラ。第20週「1993-1994」で、ストーリーはいよいよ安子(上白石)とその娘・るい(深津)の過去に触れていく。
第93回ラストで「大月」を訪れ、るいに名乗り出た算太(濱田岳)。第95回では、荒物屋「あかにし」の清子(松原智恵子)・吉右衛門(堀部圭亮)とも再会を果たし、静かにこの世を去った。
亡くなる間際、算太はるいに通帳を手渡していた。一つは昭和24年から26年にかけて。もう一つは算太がるいの存在に気づいた頃からコツコツと貯められていた。錠一郎(オダギリジョー)の提案で、るいたちは岡山の雉真家を訪ねた。
るい、雉真へ里帰り
雉真の家では相変わらず野球好きの勇(目黒祐樹)とその妻・雪衣(多岐川裕美)がるいたち親子を出迎えた。野球部に復帰していた桃太郎(青木柚)は、勇と野球の話で意気投合。同じ頃、るいは雪衣と話していた。
算太の遺骨に手を合わせ、感極まった雪衣。「あん時、算太さんがおらんようになってしまったのは、多分私のせいなんじゃ…」。安子と算太が「たちばな」再建のためにお金を貯めていたこと、算太が出ていってしまったのは自分が算太を傷つけてしまったからだということ、そして、安子があの日出ていったのはロバートと会うためなどではないことを、雪衣は涙ながら、るいに打ち明けた。