井ノ原快彦(浅輪直樹役)コメント
――新しいキャストも入られましたが、現場の雰囲気はいかがですか?
現場の雰囲気はとてもいいと思います。4年かけて作り上げてきたものが成熟してきた中に、新しいキャストの方々が入ってくださったことにより、いい化学反応が起きていますね。やっぱり人が変わると雰囲気も空気も変わっていくので、よい現場になっているな、と感じています。
――現場での向井康二さんの様子はいかがでしょうか?
僕は、彼の一番最初のシーンにいなかったんですよ。だからほかのメンバーが向井くんを迎え入れてくれたんですが、あとから「緊張してたけど、頑張ってましたよ」とか、いろんな人から言っていただきました。だから逆に、僕がいなくてよかったんじゃないかなって思うんですよね。
現場に入っちゃえば、同じ事務所とか先輩とか後輩とかって見ている人には関係ないし、そういうことは吹っ切って突っ走ってくれると思っていたので、まったく心配はしてなかったんですけど、皆さんからいい報告を受けて僕もうれしかったです。
――向井さんは事務所の後輩ですが、これまでに交流はあったのでしょうか?
これまで交流がほぼなかったんです。だから、ほかの皆さんと同じタイミングで向井くんのことを知っていくという感じですね。底抜けに明るい子なんだろうなと思っていたんですけど、(中村)梅雀さんもおっしゃっていたように、しっかり緊張もできる人なんだなというか…もし、そこらへんがぶっ壊れていたらどうしようと思ってたんですけど、大丈夫でしたね(笑)。
――これまでは「特捜9」の主題歌といえばV6でしたが、今回はどうなるんでしょうか?
今回は、20th Centuryでやらせていただくことになりました。今までV6で16曲かな…「警視庁捜査一課9係」の時代から毎年リリースさせてもらっていたので、メンバーもすごく誇りに思っていて、本当に感謝していたんです。
2021年の11月から歌っていないので、「そろそろ歌いたいね」と話していたところにお話をいただいて、さらに古くからの友人である曽我部恵一くんに作っていただけることになりました。
V6の時もそうだったんですけど、歌詞を聴いていると、僕ら20th Centuryの関係性やチーム感というものが「特捜9」のメンバーとかぶることが多々あったんです。
毎週つらいことや悲しいことが起こるんですけど、そんな中でも一筋の希望をつかんで笑顔で歩んでいく…というのが、今回の「夢の島セレナーデ」という曲です。すごく作品と合致している気がしているので、ぜひ聴いていただけたらうれしいですね。
坂本くんも長野くんも「いい歌だね!」と言っていましたし、「特捜9」の主題歌になることをとても喜んでいました。
――ドラマの見どころを教えてください。
人が変わると雰囲気も変わって、事件への取り組み方も変わってきたりするのが面白いですね。視聴者の皆さんは、それぞれのキャラクターを分かってくださっている方が多いと思うんですけど、「まだ知らないことがあったんだ!」ということがたくさん出てくると思います。僕らも「班長、そんな一面があったんですか!?」と驚く部分もありますしね。
向井くんや深川さんの役柄についても、どんな家族構成なんだろう、どこ出身なんだろう…って、まだ分からないことがいっぱいあるので、後々そういう部分が出てきたら、さらに見応えがあるんじゃないかなと思います。