4月4日(月)、NHK総合にて新設されたドラマ枠“夜ドラ”の第1弾として、井上祐貴主演のドラマ「卒業タイムリミット」(毎週月~木曜NHK総合、夜10:45-11:00)がスタートする。
同作は辻堂ゆめ氏による同名小説が原作の青春ミステリー。卒業式を3日後に控えた欅台高校で生徒に人気の英語教師・水口里紗子(滝沢カレン)が誘拐され、 主人公・黒川良樹(井上)の元に、「誘拐の謎を解け。真相は君たちにしかわからない」という差出人不明の挑戦状が届く。同じ挑戦状を受け取ったサッカー部でスポーツ万能の荻生田隼平(西山潤)、校内ミスコングランプリの美少女・小松澪(紺野彩夏)、そして黒川の幼なじみで学年一の秀才・高畑あやね(桜田ひより)と共に真相に迫るという物語だ。
放送を前に、同作にて主演を務める井上にインタビュー。出演への意気込みや卒業式の思い出などについて聞いた。
「もちろんプレッシャーはありました」
――同作はNHK総合にて新設されるドラマ枠“夜ドラ”の第1弾。その主役を演じるということで、プレッシャーなどはありましたか?
もちろんプレッシャーはありました。でも、クランクインしてからは、現場の雰囲気を感じたり台本で見たことがなかったキャラクター(を演じている方)たちと一緒にお芝居をしたりすることによって、「よし、やってやる」という気持ちに切り替えられました。
――“夜ドラ”枠は1回が15分と短いですが、これまでに出演されてきたドラマと比較してみて、“15分作品ならでは”の違いなどはありますか?
展開が早いです。卒業式前の3日間のお話なので、もともと分刻みで物語は動いているのですが、15分の中で(展開の)変動が激しいです。
1週目の完成した映像はもう見たのですが、テンポ感よくトントンっと進んでいきます。その15分の中に大事な要素がたくさん込められながら進むので、あっという間の15分だなと感じました。
――脚本を読んでみての感想を教えてください。
面白いのはもちろんなのですが、どんどん次が読み進めたくなる、続きが気になる内容だな、と思いました。
発言には共感できる部分が多かった
――ご自身が演じるキャラクター・黒川良樹に似ている部分と、違う部分を教えてください。
(黒川と違って)僕は無口でも静かでもない方だと思うのですが、何かが起きた時や、誰かが何かを言った時の反応や感じ方、発言には共感できる部分が多かったです。あと、お母さんと話すシーンもあるのですが、高校生って素直に感謝の気持ちを口にしたり、日常会話をするのが難しい年頃だと思うんですよね。その感覚には共感できました。
――井上さんは現在25歳ですが、高校生を演じる上で工夫したことなどがあれば教えてください。
髪型です。僕は前髪を下ろしている時の方が実際の年齢よりも若く見せることができるので、高校生の役と聞いて、前髪は下ろしていこうと思いました。