SKE48大場美奈の卒業コンサート3DAYSの初日が開幕「SKE48に来た私を受け止めてくれて、本当にありがとうございました」
4月1日、SKE48のコンサート「大場美奈卒業コンサート@パシフィコ横浜 Day1〜卒業してもずっと可愛くてすみません〜」が開催。現役のSKE48メンバーのみならず、大場美奈と同期のAKB48 OGらも出演し、3日間にわたる大場の卒業コンサートの初日を飾った。
大場は2009年にAKB48の9期生としてデビューし、2013年にSKE48チームKIIと兼任。その後2014年にSKE48に完全移籍した。コンサートはそんなキャリアを歩んできた大場ならではのセットリストで、SKE48の楽曲のみならず、大場にゆかりのあるAKB48の楽曲も多数盛り込まれたものとなった。
会場にovertureが流れると、コンサートは大場がキャプテンを務めたチーム4の楽曲で、「AKB48 リクエストアワー セットリストベスト100 2013」で1位を獲得した「走れ!ペンギン」からスタート。ステージにはこの日の主役の大場のほか、AKB48時代の同期の島田晴香、竹内美宥、中村麻里子、永尾まりや、山内鈴蘭らも登場し、1曲目から懐かしさあふれる光景が広がった。
「走れペンギン」の披露が終わると、続いてはコンサートタイトルの“可愛くてすみません”の元となった「AKB48 SHOW」(2013~2019年NHK BSプレミアム)のコント「妄想少女大場」が復活。同コント内でマネジャー役を務めていた俳優・野間口徹も駆け付け、2人でアドリブと笑いが満載のやりとりを繰り広げた。
また、大場がSKE48に移籍する以前のAKB48の楽曲「黄金センター」「アンチ」「抱きしめちゃいけない」などをSKE48のメンバーが披露する場面も。
さらに、大場は「僕は知っている」を、同じタイミングでAKB48から移籍し2021年11月にグループから卒業した山内、HKT48から移籍してきた谷真理佳と共に歌唱。大サビでは、“移籍組”最後の1人となる谷に大場が中央の立ち位置を譲るサプライズ演出で、谷の涙を誘った。
コンサートが後半になると、AKB48 チーム4時代のメンバーが再びステージに登場。“AKB48の卒業コンサートといえば”というイメージも強い「夕陽を見ているか?」や、チーム4で行っていた劇場公演の表題曲「僕の太陽」など6曲をパフォーマンスした。
本編終了後は、2018年の「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」で大場が8位にランクインした時の楽曲「センチメンタルトレイン」をアンコールの1曲目に、コンサートはリスタート。その後、大場は自身の卒業ソング「生まれ変わっても」を歌うと、ファンに向かって胸中を明かした。
「『SKE48に来てくれてありがとう』って言ってくれるじゃないですか。私はSKE48のオーディションを受けたメンバーじゃないから、SKE48に来る運命って本当に奇跡みたいな確率だったと思うし、自分がこんなにもSKE48というグループになじんで、こんなに幸せな人生を送れるとは思っていませんでした。
だから、『来てくれてありがとう』とたくさんの方が伝えてくれますが、私の方からも、SKE48に来た私を受け止めてくれて、皆さん本当にありがとうございました」と語った大場。徐々に声を詰まらせながらも話し終えると、客席からは大きな拍手が送られた。
さらに、SKE48メンバー全員で「遠くにいても」を歌うと、今度はメンバーに向かって「しっかりちゃんと言えてなかったので」と切りだし、「本当に本当に楽しい時間をたくさん一緒に過ごしてくれて、ありがとうございました。みんなに出会えたことが、本当にSKE48に来てよかったなと思ったことです」と感謝を口にした大場。
続けて「私は自分が満足するのに30歳までかかりました。だから、みんなもしっかりSKE48にいられる時間を思う存分楽しんで、みんなで仲良く進んでいってください。これからはみんなのことを応援しています」とエールを送った。
そして、最後はAKB48の「ファースト・ラビット」を歌い、3日間にわたる卒業コンサートの初日を締めくくった。
なお、「大場美奈卒業コンサート@パシフィコ横浜 Day1〜卒業してもずっと可愛くてすみません〜」は、ニコニコチャンネル「SKE48非公式ちゃんねる」にて4月30日(土)までタイムシフト視聴が可能となっている。