綾瀬はるかが主演を務める月9ドラマ「元彼の遺言状」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第1話が4月11日に放送された。巨額な遺産を巡り、敏腕弁護士の麗子(綾瀬)が相談者の篠田(大泉洋)と共謀。ミステリアスな展開が視聴者の“考察欲”をかき立て、Twitterのトレンド1位を獲得するなど好発進となった。(以下、ネタバレがあります)
原作は「このミス」の大賞受賞作
同作は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器にする敏腕弁護士・剣持麗子が難事件に挑む“痛快リーガルミステリー”。
原作は、2021年に宝島社主催で行われた第19回「このミステリーがすごい!」大賞で、大賞を受賞した新川帆立による同名小説。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく。
綾瀬はるかと大泉洋がタッグを組む!
ハイヒールでさっそうと歩き、凛とした佇まいの麗子だが、「お金が欲しい」という正直な思いを隠さない。第1話では、クライアントのためならと“勝ち”にこだわる強引さが仇となって、所属する大手法律事務所の所長・津々井(浅野和之)からボーナスカットを言い渡され、事務所を辞めるとたんかを切って飛び出してしまった。
そんな麗子のもとに大学時代の元彼・森川栄治(生田斗真)が亡くなったという連絡が届く。さらに栄治の別荘で管理人をしていた篠田敬太郎(大泉)から相談を持ちかけられた。篠田は、栄治が遺した「僕を殺した犯人に財産を相続させる」という奇妙な遺言状の存在を伝え、麗子に「代理人になって僕を犯人に仕立ててほしい」と言うのだった。
もともとのキュートさは少々抑えて、忖度(そんたく)しない、痛快なキャラクターを凛々しく演じている綾瀬。製薬会社の息子であった栄治の巨額な遺産を狙う謎の男・篠田に扮(ふん)する大泉とは初共演となるが、今後どんなコンビとなっていくのか、期待が高まる。