それぞれの強みを伸ばしてグループ全体の底上げにつなげてほしい
――メンバーそれぞれの魅力を教えてください。
西畑大吾
一番そつがない印象で、常に一歩引いて全体を俯瞰(ふかん)して見ている印象です。でも、出るところは出るといったアプローチもできる。関西時代の番組でも進行役が多かったと思うので、そうやって仕切ったり進行したりすることを理解しているんだと思います。「司会をやれるようになりたい」と彼自身も話していたと思いますが、それを意識してやっていることが伝わってきます。そして演技力。「まだアプデ―」でも再現VTRでその力を発揮していますが、演技と司会力、この強みを伸ばしていくことが、グループ全体の底上げにもつながると思います。西畑さんだけでなく、それぞれのストロングポイントを伸ばして国民的なグループに成長していこう、ということは彼らとも何度か話しています。
大西流星
彼はすごいですね。一番驚いたのは僕が演出をしている「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)に出演したときのことです。彼自身番組のファンだということもあると思いますが、“あざとさ”に対しての感度が圧倒的に高くて。彼からアプデの収録の合間に声を掛けられて「僕、あざとい人を観察してメモしてきました。これ採用してもらえますか?」と言われて、携帯のメモを見せられたんです。それを見て驚いて、“大西流星が目撃したあざとい女性”という企画で放送しました。
これは紛れもなく彼の努力の賜物で、「ここまで好きならこの人を軸にした企画にしよう」と演出に思わせるパワーは、彼の年代で容易にできることじゃないと思います。「まだアプデー」では、“メイク部”のコーナーを持っていますが、彼のメイクの知識量は尋常じゃない。台本も、彼の情報を元に書いていますし、収録中も美容情報はほぼカンペ見ずにしゃべっています。TVを見た視聴者に、「この子は本当にメイクが好きなんだな」「この子が紹介している化粧品を買ってみよう」と思わせるところは、僕らでは演出しきれない部分なので素晴らしいし、プロ意識の高さを感じます。