フェリム・マクダーモット(演出)コメント
私たちが手がけるのは、世界中で多くの人が愛する映画「となりのトトロ」です。それを美しい音楽とともに、舞台にします。
パペット、役者と、命を吹き込みます。映画で音楽を手がけた久石譲が、私たちをリードしてくれています。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)をはじめ、パペットクリエーターのバジル・ツィスト、美術デザインのトム・パイ、トム・モートン=スミスの脚本、これらが素晴らしいコラボレーションとなって結実します。本当に楽しみにしています。
鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)コメント
宮崎駿が描いた、バス停で少女とトトロが佇む1枚の絵を見た時、
僕はこれを「映画にしたい」と思いました。
なぜなら、宮さんがこの映画を作ってくれたら、子どもの心に戻れると思ったからです。
時代は1955年。舞台は日本の田園。これは僕の少年時代の話です。
できあがった映画は、観た人がみんな子どもの心に戻れる作品になりました。
そんな「となりのトトロ」を、今度は「舞台にしたい」と言ってくれたのが、
映画で音楽を作ってくれた久石譲さんです。
宮さんは「久石さんがやるなら」と快諾してくれました。
久石さんが選んだのは、イギリスの名門、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー。
果たしてどうやってトトロと出会えるのか。
とても楽しみにしています。