放送中の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか)は、2022年に本土復帰50年の節目を迎える沖縄を舞台に、ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロイン・比嘉暢子と、その家族の物語。黒島結菜演じる暢子の母・優子を仲間由紀恵、父・賢三を大森南朋が、兄・賢秀を竜星涼、姉・良子を川口春奈、妹・歌子を上白石萌歌が演じている。今回は謙虚で優しい性格や澄んだ歌声が物語の清涼剤となっている比嘉家の三女・歌子を演じる上白石にインタビュー。普段から歌手としても活躍している彼女が「歌子として」歌唱する際に心掛けていることや、印象的だった音楽教師・下地先生(片桐はいり)とのシーンなどについて聞いた。
歌子として成長したところを見せられたら
ーー「ちむどんどん」が初の連続テレビ小説へのご出演ですが、いかがですか?
今まで同じ役と1年間付き合うという経験はなかったので、まだまだ先にあるゴールに向かってどうやって自分とリンクさせていくかとか、どういうふうにこのキャラクターを成長させていくかということを日々考えるのが楽しいです。
午前中は16歳だったのに午後は28歳を演じたりなど、結構バラバラに撮るので、年齢感の難しさは感じています。1年を通して、歌子として成長したところを見せられたらいいなと思います。
比嘉家メンバーは「本当のお兄ちゃん、お姉ちゃんのよう」
ーー比嘉家のみなさんの印象は?
当て書きなのではないかと思うくらい、みなさん役と似ている部分があるので、役として見てしまっているところがあります。
竜星さんは明るくてみんなをずっと笑わせてくれるようなムードメーカー。黒島さんはニュートラルで潔いところもあるし、自分の志すところにまっすぐ行くような感じ。 川口さんは、芯の強さや正義感みたいなところが、それぞれ似ていると思います。
この先もし皆さんとまた共演することがあっても「ニーニー」とか「ネーネー」って呼んでしまうんじゃないかなと思うくらいに、本当のお兄ちゃん、お姉ちゃんのように思っています。