映画「キングダム2 遥かなる大地へ」の完成報告会が6月14日に都内で行われ、主演を務める山崎賢人が、橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、大沢たかお、佐藤信介監督と共に登壇した。
紀元前の“中国春秋戦国時代”を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん)と、中華統一を目指す若き王で、後の秦の始皇帝・えい政を大きなスケールで描くコミック「キングダム」が原作の本作。
2019年4月に映画化され、興行収入は57.3億円を突破し、同年の邦画実写作品でNo.1を獲得。続編となる今作「キングダム2 遥かなる大地へ」は、7月15日(金)から全国公開される。
原泰久氏が山崎賢人のアクションを絶賛
「続編が完成したことを報告できて本当に幸せです！ 前作で気合を入れて全身全霊で挑ませていただいて、たくさんの方に見ていただいて、愛されたからこそ続編を作ることができた」。
司会者によって、原作者・原泰久氏からのメッセージが読み上げられたが、その中で「蛇甘平原のスケール感に圧倒されました。信が経験する初めての戦場の迫力、臨場感もそのまま味わえます。その中で躍動感に磨きがかかった信のアクション、新しく登場するひょう公将軍や伍のメンバー、実写で再現された魏軍の装甲戦車との戦いなど、本当に見どころ満載です」と、山崎のアクションを絶賛。
それを聞いて山崎は「生みの親である原先生にこのような言葉をいただいてうれしいです！」と喜びを伝え、「前作に続き、今回も映画のオリジナルシーンを原先生が考えてくださいました。撮影するにあたって、絵コンテを描いていただいたんですが、そこから熱量も感じました」というエピソードも披露した。
さらに、完成報告会は欠席となったえい政役の吉沢亮からのメッセージも紹介され、「今回は特にアクションがすごかった。信の1ミリの妥協もない、細胞の一つ一つまでパワーが宿ったかのような動きが、この物語の世界観に強い説得力を与えていたように思います。やっぱり山崎賢人、スゲェ！」という熱いコメントに、山崎は「今回は撮影が一緒になることが少なかったんですけど、最初の撮影がお亮と環奈ちゃんと一緒で、“キングダム、始まったな！”ってところから始められたのがうれしかった」と笑顔で答えた。
完成した作品を見た感想は、「2時間14分、ずっと面白くて、何度も泣きそうになって、心が動くシーンがいっぱいありました。映像もスケールアップしていて、みんながガムシャラに突き進んでいく感じが視覚的にも面白くて、あっという間に終わった印象でしたね。自分が出ているのも忘れてしまうぐらい没頭して見てしまいました(笑)」とクオリティーと楽しさを保証。
最後に「“信”を演じている時は無限にパワーが溢れてくるような感覚でした。『キングダム2』は本当にすごいパワーに溢れています。この夏、日本中を巻き込んで一緒に熱くなっていける作品だと思いますので、大スクリーンで見てほしいなと思っています」というメッセージで完成報告会を締めくくった。
※山崎賢人の崎は正しくは「立つさき」
◆取材・文＝田中隆信
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