古川琴音が、8月11日(木)に放送される特集ドラマ「アイドル」(夜7:30-8:43、NHK総合)で、主演を務めることが発表された。同ドラマは、昭和初期から終戦間際までの戦時下の日本において、明日待子という一人のアイドルの青春を描く。古川は、ムーランルージュのオーディションに受かり、トップアイドルへの道を歩み始める・小野寺とし子/明日待子を演じる。
同ドラマでは、主演の古川の他、山崎育三郎、愛希れいか、正門良規、田村芽実、椎名桔平が出演する。また、連続テレビ小説「おちょやん」(2020年)や、「陸王」(2017年)を手掛けた八津弘幸が脚本を務める。
あらすじ
昭和11年、岩手から上京した小野寺とし子(古川琴音)はスターになるため、新宿の劇場・ムーランルージュのオーディションを受ける。その場で支配人兼プロデューサーの佐々木千里(椎名桔平)や劇場の看板女優・高輪芳子(愛希れいか)の目に留まり、座員として劇場で働き始める。
とし子は、下積み生活を続け、寝る間を惜しみ、1日の大半を稽古や本番のステージに費やしていた。そんな中、ある事がきっかけで、とし子はステージのセンターに立ち、歌って踊ることになる。半年後、とし子は名前を“明日待子”に変え、同僚の小柳ナナ子(田村芽実)らとともに、若手グループを結成し、圧倒的人気を誇っていた。大勢のファンが詰めかけ、劇場は連日満員御礼となった。待子は不動のセンターとなり、ファン一人一人の恋人“アイドール”となった。
その一方、日本は戦争へ突き進み、その影響はムーランルージュにも及んだ。劇場のシンボルだった赤い風車が取り外され、看板俳優の山口正太郎(山崎育三郎)も出征し、やがて待子も戦地のファンの期待に応えようと、戦争に協力していく。