家族愛、友情、キャラクターの良さも光る良作
「ナンバMG5」の魅力は一言では表せない。家族愛、友情、青春、コメディ要素、迫力満点のケンカシーン等、どれをとっても手を抜くことなく本気度100%で描かれており、目の肥えたドラマ好きの視聴者を喜ばせている。
昭和テイストでバリバリヤンキーの難破家は、着る服やセンス、会話に至るまで、他の家族とは全く異なるものの、彼らの中心にあるのはお互いを思い合う“家族愛”。母・ナオミの作る山盛りのから揚げや温かい大皿料理は難破家の自慢のひとつだろう。
兄・猛は家族が大好きでまっすぐな性格。妹・吟子(原菜乃華)は自分で勉強することの大事さに気付いて白百合高校に合格した。そして、何と言っても剛の愛犬・松(豆三郎)のキャラクターの良さ。画面に登場するたびに視聴者をトリコにしてきた松は、演技力も存在感も抜群だ。松の声は声優の津田健次郎が務めている。剛のことを“アニキ”と慕い、何かが起きるたびに現場に来てはトラブルの目撃者として一緒にオロオロしているのだ。
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