「昔は活発で好奇心旺盛な子だった」
――今回の帰省で改めて知った自分自身のことや、気づきはありましたか?
東京に出てきてから、知らないことだらけで、とまどったり構えてしまうこともあったのですが、五島の方に「昔は活発で好奇心旺盛な子だった」と言われて、確かにいろいろなことに興味があるな、もっと自分からエネルギーを発していいんだなと気づきました。それが本当の自分なんだなと、今まで以上にいろいろなお仕事に挑戦していきたいなと思いました。
――五島列島が舞台の一つでもある“朝ドラ”「舞いあがれ!」にも出演が決まりましたが、地元の方から反響はありましたか?
すごく喜んでくれていました。この島がこれから全国に知られていくと思うとうれしい気持ちでいっぱいです。私が演じる山中さくらは、五島列島で元気いっぱいに暮らす島民でして、私にとって大好きな場所で、方言も五島弁で、すごくご縁だなと。少しリラックスして、皆さんに五島を好きになってもらえたらいいなという思いで挑戦しています。
東京が“ルーツ”となっているものは?
――現在、東京で暮らす中で、地元が恋しくなったときにすることはありますか?
海を見に行くことです。鎌倉だったりお台場だったり、豊洲だったり、一人で行ける範囲の海に行っています。海の音が好きなのですが、あとは山でも、自然の音を聞きに行くことがリフレッシュの一つになっています。
――自然に触れること以外のリフレッシュ方法はありますか?
好きな浅草や図書館に行ったり、家から出ることが多いですね。
――今回、五島列島でルーツをたどりましたが、逆に東京がルーツとなっているものはありますか?
古着屋さんや映画館によく行くようになりました。あと、「セブンルール」の出演者の方にお話を聞いて、自分の考えが変化したり、東京で出会ったものはたくさんあります。それから、下町のお店に行って、金物を買ってみたり、神保町に行って古本屋さん巡りをしたり。東京に根付く文化も大好きで、そこからいろいろなエッセンスをもらっている気がします。