何者かに刺されたバニーが倒れてきたことから胸のあたりが血まみれになった状態で逮捕されたことで、#bloodymabel(血まみれメイベル)とタグ付けられてSNSで話題になってしまったメイベル。同時に、叔母の部屋の改装を任されているメイベルが描いた絵もSNSで評価されていた。
その絵に対してアプローチしてきたのが、新キャストであるモデルのカーラ・デルヴィーニュが演じるアート関係者のアリス。メイベルは「アーティストになりたい」と思うようになり、アリスと距離を縮める。
カーラとは、プライベートでも仲がいいセレーナ。本作での共演が発表された時から、多いに注目されていたが、第2話ではそんな2人がキスをする場面が!アーティストとして惹かれているのか、まだ詳細は明らかではないが、メイベルにとって、また今回の物語で、バニーの持っていた“絵画”も謎の一つであることからも、メイベルとアリスの関係は大きなポイントになると思われる。
セレーナの魅力がさらに開花
本作の魅力の一つが、スティーブとマーティンという大御所俳優2人と並んでも存在感で引けを取らないセレーナだ。
セレーナがブレイクするきっかけとなったのはディズニーチャンネルのドラマ「ウェイバリー通りのウィザードたち」。「ウェイバリー通りー」では、めんどくさがりでずる賢いところがある見習い魔法使いのアレックスをキュートに演じ、一躍ティーンのカリスマとなった。
それから映画「恋するモンテカルロ」(2011年)の主演や、アニメ映画「モンスター・ホテル」(2012年)の声優、ウディ・アレン監督の映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」(2019年)などで女優としてファンを魅了してきた。歌手としてもビルボードで1位を獲得するなどトップを走り続ける。インスタグラムのフォロワーは3億3000万人(2022年7月4日現在)と絶大な人気を誇る。
そんな経験を経ての本作での演技。シットコムドラマであった「ウェイバリー通りー」で培われたコメディ力が生きて、スティーブ、マーティンという米コメディ界の大御所と対等に渡り合う。
シーズン2の第1話、第2話を見る限り、ますます3人のテンポが小気味よい仕上がりだ。29歳になったセレーナは大人の女性として、キュートさはもちろん、ミステリアスさやシニカルさを秘め、冷静さを持ち合わせたキャラクターを魅力的に仕上げている。しかし、新たな出会いでまだ知らない自分に気付くような予感も。セレーナがさらにどのような表情を見せてくれるのか、期待が高まる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/only-murders-in-the-building
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