──警察官役ならではの役作りはしましたか?
指導の先生に、所作を教えていただきました。最近は警察官役が多く、いろいろな時代の、いろいろな部署の警察官に詳しくなっています(笑)。
──綿引が実を捜すのは、同郷だからなのでしょうか?
出稼ぎに来て行方不明なってしまう人が多かったあの時代に、1人1人を捜すのは警察といえども難しかったんだと思います。ただ、綿引はそんな状況に、葛藤があったんだと思いますね。だから同郷の人が困っているのを見て、「これは助けないと!」という綿引なりの“正義”が働いたんだと思います。
──綿引にとって、みね子はどのような存在なのですか?
みね子との関係性については、監督とじっくり話し合いました。初めのころは、みね子は同郷の出身で、お母さんである美代子(木村佳乃)さんから預かっている妹のような感じだったんだと思います。そのうちに「いいな」と思って、みね子に恋愛感情を持つようになるのかどうかで、だいぶ悩みましたね。
まだ台本が出来ていなくて、先の展開が分からなかったんです。でも、「そういう(恋愛の)感情があってもいいんじゃないかな」という解釈で演じました。苦労してきた2人にしか分からない、波長があるんだと思います。みね子は感じ取っていないのかもしれませんけど(笑)。
──ご自身は、みね子のようなタイプをどう思いますか?
男はみんな、ああいう女の子を放っておかないんじゃないですか?(笑) 応援したくなりますよね。何かに向かって一生懸命に頑張っている人のことは、「いいな」と思います。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送
【HP】 https://www.nhk.or.jp/hiyokko/
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