白石晃士監督によるオリジナルドラマ「オカルトの森へようこそ」が7月22日(金)夜11:30から
WOWOWで放送・配信を開始する。本作は、「貞子vs伽椰子」(2016年)を手掛けるなど、ホラー映画を得意とする白石晃士が監督・脚本・撮影を務めるPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラー。
物語はホラー映画監督の黒石(白石晃士)が、助監督の市川(堀田真由)を連れて、黒石のファンだという山奥に住む美女・三好(筧美和子)の元を訪れるところから始まる。そこにスーパーボランティアだという男・江野(宇野祥平)、イケメン霊能者・ナナシ(飯島寛騎)らも加わり、予測不能な展開へと進んでいく。そんな話題作から、今回はイケメン霊能者を演じる飯島寛騎にインタビュー。撮影の裏側から飯島自身に起きたホラー体験まで、たっぷりと話を聞いた。
ナナシはトガってるけど愛嬌のあるキャラクター
――まずはイケメン霊能者・ナナシを演じた感想を教えてください。
飯島:僕が今までやってきた世界観の作品とは全然違いましたし、僕が演じるナナシというキャラクターも挑戦的な役柄だったので、難しさももちろんありましたが、それ以前に新しい表現の解放という意味でワクワクしました。
ナナシは見た目も金髪でチャラついていて、森の中に突然現れた異物みたいな存在。その異物を僕がどう面白く演じられるか…考えた結果、周りのキャラクターと比べて、あえてギアは上げすぎないことを意識しました。とはいえ、超人でめちゃくちゃ強い霊能者でもあるので、やるときは少しだけギアを上げる。そういう微妙な調整が難しかったですけど、楽しかったですね。
――ナナシは自分でも「超人」と言い切るカリスマ霊能者ですが、飯島さんから見たナナシの魅力とは何ですか?
飯島:常にブレないところですかね。状況が良くなろうが、悪化しようが、常に冷静で、自分の温度を変えない。ナナシにも喜びや悲しみの感情はあるんですけど、それでもブレない。一本芯が通っていて、ずっと背筋がピンと立っているキャラクターだなと台本を読んで感じたので、そこは演じるときも意識しました。
内面的には優しくて、言葉にはしないけど、仲間を守るところとか、すごく男らしくてカッコいい。しかも、意外とかわいらしいところもあって。普段はオラオラって感じでトガってはいますけど、ふとしたときにかわいいところが見える。すごく愛嬌のあるキャラクターなので、そういったナナシの魅力を感じてもらえたらうれしいですね。
撮影と芝居を兼任する監督に脱帽
――ちなみに、トレードマークでもある“金髪”はどのような経緯で生まれたのでしょうか?
飯島:台本に「たばこをくわえた金髪男が来る」って書いてありました(笑)。なので、金髪は最初から決まっていて、どれくらいの金髪にするかという話に。最初はここまで明るい色じゃなかったのですが、衣装が黒のジャケットに水色と黄色、オレンジのシャツに決まって。これなら、もうワントーン髪の毛を白くした方がハマるかな?と、結局、ブリーチを3回しました。
――金髪姿はご自身でも新鮮だったのでは?
飯島:新鮮でしたね。ここまで明るい色の金髪はやったことがなかったので、髪の毛大丈夫かな?っていう心配もあったり(笑)。多少痛みはもちろんしましたけど、意外と大丈夫でした。こだわったので、愛着のある髪型になりました。ただ、ちょっと目立ち過ぎるんですよ。お仕事の日にちょっとカッチリしたセットアップとかを着ると、なかなかヤバイ(笑)。何だこの派手な人は?という目で見られるのがちょっと恥ずかしかったですね。
――ワンカット風撮影&オールロケということで、大変なことも多かったのではないでしょうか?
飯島:すべてワンカット風の撮影という経験は今までなかったので、大変でしたけどそれ以上に新鮮でした。でも僕ら出演者以上に白石監督が大変だったと思います。監督は出演しながら実際にカメラを持って撮影していたので、すごく難しいことをしているなと。撮影、お芝居、どちらもやり切っていてさすがだなと思いましたね。カメラを持って汗だくになっていたので、休憩中は僕らが監督をうちわであおいだり。山の中で、しかも1、2週間くらいの短い期間のタイトな撮影だったんですが、監督の頑張りのおかげでみんなで集中して撮り切ることができました。
7月22日(金)スタート 毎週金曜 夜11:30
WOWOWプライムにて放送【第1話無料放送】
WOWOWオンデマンドにて配信【無料トライアル実施中】
「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」 8月27日(土)全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信開始
【番組サイト】
https://www.wowow.co.jp/drama/original/okamori/
【番組公式Twitter】
https://mobile.twitter.com/okamori_jp
スタイリスト:Nakanishi Nao
ヘアメイク:YUDAI MAKINO(vierge)