満島ひかりが音楽番組のMCに Chara、SUPER BEAVER、ももいろクローバーZ、iriと台本なしトークを繰り広げる<The House>
満島ひかりのコメント
――番組のオファーを聞いた時の感想は?
実はですね、「音楽番組の司会をやりたいなぁ~」と、以前から(同番組の)プロデューサーさんにつぶやいていまして(笑)。アーティストの皆さんの、ピュアに音楽と向き合っている姿の“ご紹介係”みたいなものに憧れていて、できるか分かりませんが、ゲストではなく司会でやってみたい、と。ものづくりをしている人に興味があって、でも番組の“型”にはめるのではなく、パッケージされていないリラックスした状態のアーティストの皆さんに、同じ作り手としてお話が聞きたい、そして音楽をやっているところを見たい、拍手をしたい、盛り上がりたい、と思っていました。ついに「番組やりましょう!」と連絡をいただいたときは、「実現するんだ!」と興奮しました。
――収録を終えてみていかがでしたか?
本番が始まる前は、台本もないし、話すことも決めていないし、大丈夫かしら…と。でも収録前に、ももクロちゃんから「それが一番楽しそうだと思いました!」と言われ、その言葉に救われました。設楽さんとは“相思相愛”で(笑)。ゆったりした話し方とお仕事を飛び越えて楽しんでいる姿が魅力的で、トークも盛り上げていただきました。このような、台本もなく身を任せなくてはいけない番組に、すてきなアーティストの皆さんにお越しいただけて、とってもありがたいです。音楽もそれはもう本当に素晴らしく、スタジオの中が、まるでフェスのようになっていました! スタッフもキャストも、全員が本当に好きなことをやっている姿が最高で、うれしい出会いがいっぱいありました。
――収録現場では満島さんのアイディアも?
番組の世界観は、既存のものではなく、漠然としたところから始めたんです。制作や美術のスタッフさんともいろいろお話もさせていただきました。ももクロちゃんは、はだしで歌っているところが見たいなとか、照明は夕焼けでピンクとブルーのマジックタイムはどうかな? とか、iriちゃんが歌う時は、昼間の木漏れ日が入る「ノッティングヒルの恋人」みたいなイメージはどうだろう? とか、アイデアも少し。iriちゃんの背景には生花が必要だと思ったので、収録当日に手配して(笑)。Charaさんからは、お気に入りのカーペットがあるとご提案をいただき、実際にそのお店からお借りしたものをセットに使用させていただきました。
――今後に向けた手応えは?
テレビがおもちゃだった時代のお話を先輩たちから聞く機会がよくありまして、内容もとても面白くって。足元がぐらついて何ができるかわからないわくわく感みたいなものがあったのだと思います。きっと、足元がぐらついていないと新しいものも生まれないかもしれないな、と。今回はスタッフの皆さんにも一緒にぐらついていただいたからこそ作れた番組だと思います。アーティストの皆さんにも「楽しかったー!」と言って帰っていただけて感無量です。収録を終えて、この番組「The House」が「ぜひ続いてほしい、続いたほうがいい!」と思いました。
TCエンタテインメント
発売日: 2022/11/23